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ウクライナ戦争は停戦するほかない!

ウクライナ戦争のエスカレートが続いている。ウクライナが無線誘導の船でクリミア半島とロシアを結ぶ橋を爆破したことから、ロシアの反撃が始まった。ロシア軍はウクライナの輸出港のあるオデッサへのミサイル攻撃を激化させ。同時に穀物輸出の協定を破棄した。ウクライナ軍はアメリカが供与したクラスター弾を前線で使い始めた。

ウクライナ戦争はエスカレートを続け、ロシアの戦術核兵器使用の時が近づいている。ウクライナ軍の反転攻勢はあまり効果を挙げておらず。戦争の膠着状態が戦線を拡大することになっている。戦争の継続はウクライナを荒廃させるだけである。

もともとアメリカにとりウクライナ戦争は戦略的に意味のない戦争になっている。戦争を長引かせても、欧米経済を破たんさせ、中国を戦略的に有利にするだけであり、アメリカの兵器は売れるであろうが、プーチン政権の弱体化はNATOにとって悪夢だ。

プーチン政権を打倒してもロシアが普通の資本主義になることはない。なぜなら社会主義的所有制が資本主義の市場経済化と矛盾するからであり。プーチン政権が打倒できても、今以上の独裁政権になるか、もしくは混乱と分裂で核兵器が世界中に拡散する。ロシアが世界最大の核大国だということをバイデンは考慮すべきだった。

一度社会主義的な所有制改革を行った社会は、せいぜい官僚独裁の国家資本主義になるか?中国のようにファシスト政権になるほかないのである。つまりロシアが普通の資本主義になりえないのはプーチンのせいではなく、社会主義的所有制が資本主義の価値法則の貫徹を制限するからであり、今更全人民所有制を私有制に変えることなどできないのである。なぜならそれをやれば、それは人民の財産を横領することであり、そのような「改革」(=反動復古)は不可能なのである。

バイデン政権は大統領選を前にして、ウクライナ戦争を挑発したことの戦略的失敗を認めたくないので、軍事的決着を図りたいのであるが、それは両陣営に大国(NATO対中国など非米諸国)がついており不可能だ。戦争の継続は欧米経済の危機を招来させるであろう。中国だけが戦略的利益を享受する諸関係ができているのである。

NATOは冷戦の産物であり、戦争を前提にした帝国主義の軍事同盟であり、その拡大は旧ソ連圏を対象にしており、ロシア(=旧ソ連)が認められるわけがない。NATOの拡大は第3次世界大戦を招くことになるであろう。その結果は中国が世界覇権を確立する可能性が高い。NATOは拡大によるロシアへの軍事挑発をやめるべきである。世界の主要な矛盾は習近平ファシスト政権と世界の民主的国々と人民の矛盾なのである。アメリカにとり、ロシアを覇権争奪の相手である中国の側に追いやるウクライナ戦争はアメリカにとり利敵行為でしかない。
#ウクライナ戦争
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コメント

アメリカは失敗した

 私もアメリカはユーロの拡大を阻止しようとして、元の国際通貨の地位を確立したように思います。
 ウクライナが荒廃するだけの戦争はやめるべきです。
ウクライナは捨て駒だと思う。

No title

 ウクライナは捨て駒ですね。
  日本もアメリカの捨て駒にされないようにすべきです。

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