解散の決断ができなかった岸田首相
15日夕、岸田文雄首相が、今国会中の衆院解散・総選挙の見送りを表明した。「勝てるタイミング」での解散を探ったが、公明党との関係悪化などで衆院解散否定に追い込まれた。公明党の支持がないと当選ができない議員が多く居るので、党内の不安材料を解消できなかった。
公明党は、地方選を闘ったばかりであり、また10増10減と、基盤の大阪で維新が躍進し、議席減が予想される中で、議席の増える東京での立候補調整が自民党との間で対立し、妥協できず。最後は選挙協力解消もちらつかせて、解散をつぶしたのである。公明党の山口委員長は「自民党は公明の支援がないと当選する力が無くなっている。」と言い放った。これはおそらく事実である。実際に多くの自民議員が公明党との選挙協力が必要だと、解散に反対した。
つまり岸田首相はG7広島サミット後の支持率アップを受けて、解散を模索したが、息子の官邸での不祥事もあり支持率も下がった。何よりも公明党の反対が大きかった。岸田首相には解散する力がなかったのである。つまり解散の好機であり、解散したかったのだが、岸田首相は解散できなかったのである。
今後年末の増税問題が表面化してからではもはや解散できない。岸田首相は秋までに内閣改造と解散を探るほかなくなった。解散が出来なければ岸田政権は短命で終わることになる。岸田首相は秋の臨時国会での解散を今後探ることになる。
岸田首相からは政治信条が見えてこず。何がやりたいのかもわからない。ただ増税を進める財務省の言いなりだというだけのように見える。今回の解散風には「野党側が候補を準備できていないのでチャンスだ」といき込んでいた解散支持派も、公明党の反対を覆せなかったのである。国民は、政治指導者には政治哲学が表明できる人物でありたいと願うしかない。自民党は世襲議員が多く、政治哲学さえ持っていない指導者が多い。非常に残念なことである。
#衆院解散
公明党は、地方選を闘ったばかりであり、また10増10減と、基盤の大阪で維新が躍進し、議席減が予想される中で、議席の増える東京での立候補調整が自民党との間で対立し、妥協できず。最後は選挙協力解消もちらつかせて、解散をつぶしたのである。公明党の山口委員長は「自民党は公明の支援がないと当選する力が無くなっている。」と言い放った。これはおそらく事実である。実際に多くの自民議員が公明党との選挙協力が必要だと、解散に反対した。
つまり岸田首相はG7広島サミット後の支持率アップを受けて、解散を模索したが、息子の官邸での不祥事もあり支持率も下がった。何よりも公明党の反対が大きかった。岸田首相には解散する力がなかったのである。つまり解散の好機であり、解散したかったのだが、岸田首相は解散できなかったのである。
今後年末の増税問題が表面化してからではもはや解散できない。岸田首相は秋までに内閣改造と解散を探るほかなくなった。解散が出来なければ岸田政権は短命で終わることになる。岸田首相は秋の臨時国会での解散を今後探ることになる。
岸田首相からは政治信条が見えてこず。何がやりたいのかもわからない。ただ増税を進める財務省の言いなりだというだけのように見える。今回の解散風には「野党側が候補を準備できていないのでチャンスだ」といき込んでいた解散支持派も、公明党の反対を覆せなかったのである。国民は、政治指導者には政治哲学が表明できる人物でありたいと願うしかない。自民党は世襲議員が多く、政治哲学さえ持っていない指導者が多い。非常に残念なことである。
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