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アメリカ政府が債務不履行に陥る可能性!?

バイデン米大統領は10日、連邦政府の借入限度額の引き上げを巡り、問題が長期化した場合は19~21日に開かれる先進7カ国首脳会議(G7広島サミット)に欠席し、オンラインで参加する可能性もあると言及した。アメリカ政府が借金ができる上限の引き上げをめぐり、アメリカ議会共和党との調整が続いているためだ。

バイデン大統領は9日、ホワイトハウスで共和党のマッカーシー下院議長らとこの問題をめぐり会談したが、結論は出ず、議論は平行線をたどった。終了後、バイデン氏は記者団に、「G7への出席は約束したことだ」と述べる一方、債務上限問題は「明らかに唯一最も重要な課題だ」と指摘。「これが片付くまで、ここにとどまるだろう」と述べ、事態の打開ができなければ、G7サミットを欠席せざるを得ないとの考えを示した。

アメリカ政府が借金できる上限は法律で決まっており、引き上げには議会の承認がいる。議会下院で多数派の野党共和党は、バイデン政権に大幅な歳出削減を約束するよう要求している。しかしバイデン大統領はこれを拒否している。議会が妥協しなければ、アメリカ政府がデフォルト(債務不履行)に陥る恐れが6月1日にも迫っている。

一か月間に銀行が3つも倒産し、銀行からの預金引き出しが続いて、金融機関が動揺しているアメリカで、連邦政府が債務不履行になれば、金融市場が大混乱に陥る可能性もある。アメリカの分断と対立は、議会での与野党の妥協ができにくいほどに、共和党と、民主党の対立が激化している。バイデン大統領には、国内の対立と分断を和解させる柔軟性も度量もなく、アメリカの漂流は続く可能性がある。

世界市場がウクライナ戦争による経済制裁で分断を深め、世界の多極化、経済のブロック化が進行している中で、アメリカ政府のデフォルト(債務不履行)は、世界通貨としてのドルの地位を一層低める可能性が強く、デフォルトが動揺している金融市場にどのような影響を与えるかが、世界の注目を集めている。
#アメリカのデフォルト
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コメント

米政府が債務不履行??

 アメリカは議会で妥協ができなくなっているのですね。

 これは深刻ですね。金融危機に影響するのではないですか?

 アメリカの分裂と対立は本当に深刻ですね。

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