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危険なウクライナ政府の極右体質!

ロシアのプーチン大統領が「ウクライナの非ナチ化」を掲げているので、最近の西側報道では、ウクライナ政府の過激な民族主義的な体質は報道されなくなっている。

アメリカのCIAが段ボール箱にドル札を詰めて送り付けた先がウクライナの極右組織であり、2014年のクーデターは過激なこの民族主義者である極右勢力が行ったのは事実である。アメリカの国際人権団体「フリーダムハウス」は18年の報告書で「極右は愛国心の波に乗り公共空間における民族主義的で過激なレトリックが正当化されるようになった」と指摘している。

そのウクライナの極右がマリウポリ製鉄所を拠点にした「アゾフ大隊」で2014年のクーデター時に極右グループを基盤に発足している。「アゾフ大隊」はナチス親衛隊が使った紋様と酷似した紋章を今も使用しているという。アゾフ兵士の親族によれば、兵士らの中にはフリーガン(暴力的なサッカーファン)出身が多いという。

報道によれば欧米諸国は「アゾフ大隊」の極右傾向に懸念を示していたし、アメリカ政府は2015年に「アゾフ大隊」をネオナチ組織とみなし一時軍事支援を停止していたほどだ。2016年の国連人権高等弁務官事務所は報告書でアゾフ兵士らが民間人の拷問や略奪に関与していたと報告している。この「アゾフ大隊」は現在内務省傘下で、今も独立した組織として存続している。

重要なことは、アメリカCBSテレビが制作したドキュメンタリー番組の中でNGOの代表が「ウクライナ支援の武器は3割程度しか戦闘目的地に行っていない」とのべたこと。同様の見方は、国際人権団体「アムネスティ」の現地関係者も明らかにしているという。大半の武器が欧州の闇市場に横流しされているといわれているのである。

ウクライナ戦争を通じて欧州はウクライナと結束を強めているが、ウクライナ政権の極右体質が今後の欧州の新たな対立と混乱を引き起こす可能性を指摘する声が強まっている。ドイツがウクライナへの武器支援に消極的なのは、現ウクライナ政権の過激な民族主義的思想を警戒してのこととみられている。またアメリカ政府もウクライナへの軍事支援を、ウクライナが負けない程度に制限していることも指摘しておけねばならない。

アメリカからの武器の6割以上が闇市場を通じて、中東やアフリカに流れているという。この武器の横流しは、アメリカの政治家の利権でもあるが、同時にウクライナの政治家の利権でもあるので、ウクライナの極右は莫大な資金を手に入れ、欧州内の極右との連携を強めていると見られている。欧米政府はウクライナ軍事支援で、厄介な怪物を育てているということでもある。

つまり現ウクライナ政権内には極右が大きな力を保持しており、ロシア側の主張は半分は事実なのである。戦争における報道は嘘が多いのであるが、ウクライナ政権内の極右の存在だけは双方がその危険を指摘していることは事実なのである。
#ウクライナの極右勢力
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コメント

アメリカの手先!

 今の政権はアメリカがクーデターをやらせた極右なのですね。
  それでは軍事援助をするのは考え物です。
 ドイツが警戒するのは当然ですね。
  アメリカはとんでもない連中を手先にしたものですね。

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