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自衛隊は民主主義の擁護部隊となりえるか?

朝日新聞ネットニュースによると、防衛省が2020年2月に実施した記者向け勉強会で配布した資料に「予想される新たな戦いの様相」として、テロやサイバー攻撃とともに「反戦デモ」を例示していたことがわかった。
 資料は同省陸上幕僚監部が作成したもので、陸上自衛隊の取り組みを紹介する内容。反戦デモがテロなどとともに、武力攻撃に至らない手段で自らの主張を相手に強要する「グレーゾーン事態」に当たるとしていた。
記者から不適切との指摘を受け、同部は回収して「暴徒化したデモ」と修正。資料は公文書管理法に基づく行政文書だが、保存期間の1年以上を経過する前に修正前の資料は誤って廃棄していたという。

このネットニュースを見て、ロシアにおける反戦デモ参加者が酷い弾圧を受けていることと、重ね合わせた人も多いであろう。自衛隊においても反戦デモを敵視し、テロと同様に扱っていたことを知ると、日本においてもロシアと同様な国民へのファシスト的弾圧があり得るのだということを知り、危機感を持った人も多いと思う。特に問題の公文書が「誤って破棄していた」というのが、さらに大きな問題である。

最近自衛隊内部で虐めやパワハラで隊員が自殺する例が頻繁にみられるが、これは自衛隊内の旧軍隊の残滓なのか?それとも自衛隊内に反動的な体質があり、民主主義に反する隊風が生まれているのか?きちんと調査してもらいたい。民主主義の無い軍隊がいかに弱いか、以下にもろいかを関係者は自覚すべきであろう。

国民の中の少数意見は大切にしないと、その組織は柔軟性、多様性を失い、そのような自衛隊が国防で国民の支持など受けられるはずもない。自衛隊は腐敗した一部支配層の権益の保護者ではなく、真に国民と国土を守る国民の自衛隊であるべきだ。

自衛隊は少数精鋭の民主主義の守護者としての部隊であるためには、国民の諸権利を初めから敵視するようではいけない。上がそのようであれば、下でいじめが起き、組織が弱体化する。自衛隊内も腐敗が始まっていると見た方がいい。自戒せよ!反動的指導者は民主主義の防衛部隊とはなりえない。
#自衛隊の体質
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