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ゼレンスキーのプロパガンダに騙されるな!

2014年にアメリカが起こしたクーデターによる政権転覆後、ウクライナはアメリカが軍事訓練して育てたロシア敵視の極右民兵団が主導し、ウクライナのロシア系住民を殺して反動的民族主義を煽り、ロシア人居住区への攻撃を続けてきた。プーチンがこれを長く座視してきたのは、アメリカの挑発と警戒したためであった。

しかし最近になり、アフガ二スタン政府をアメリカが見捨てたように、アメリカの衰退が明らかになり、プーチンはゼレンスキーのNATO加盟発言を無視できなくなったようだ。ウクライナでロシア軍の進撃が停滞しているのは、プーチンがウクライナの市民や都市を破壊しないようにし、ロシア軍を攻撃してくる敵方の極右民兵団だけを攻撃せよと軍に対し命じたゆえである。ロシアが領土拡張目的で侵攻しているのではない、自国を攻撃するNATOの基地建設を阻止するというのがプーチンの大義なのである。ゆえに目的を達成したらプーチンの支持率は高まるであろう。

もちろんアメリカがロシアの無線傍受で情報をウクライナ側に提供しているので、ロシア軍がアメリカ製の携帯ミサイルの餌食になっているのも事実だが、抵抗勢力のみ攻撃せよというプーチンの命令がロシア軍の犠牲を増やしてもいる。しかしロシア軍はすでに都市に立てこもるウクライナ側の極右民兵団を包囲し、補給路を断っている。つまり極右軍はロシア軍に包囲された状態で、住民を「人間の盾」にして立てこもっている。プーチンの極右軍のみ攻撃せよとの指示がいつまでも続くはずがない。

困ったゼレンスキーがマスコミに登場してロシア軍の残虐性を宣伝しているが、これに西側諸国が乗せられて、対ロシア経済制裁をやりすぎると第3次世界大戦の可能性が強まるだけでなく、経済制裁で不利になるのはエネルギー供給面の弱点を持つ欧米側なのだ。また世界市場を分断すれば経済のブロック化が一層進行する。

地政学的にNATOにはウクライナを守る力はない。最近になりゼレンスキーは自分がアメリカに「捨て駒」にされていることに気付いた、それゆえ対ロシアとの交渉に期待し始めている。ウクライナのゼレンスキー政権への武器支援は、ロシアに最新式の兵器をプレゼントするようなもので止めた方がいい。欧米日のマスコミの宣伝に騙されてはいけない、ゼレンスキーは英雄では決してない、彼は自国を亡国に導いたダメ指導者の烙印を押される運命にある。

アメリカのバイデン政権は支持層へのバラマキ法案が議会を通過できなくなり、今年秋の中間選挙が敗北濃厚となり、ゆえに挽回のためにウクライナに挑発させ侵攻を仕掛けたと見るべきである。アメリカのウクライナのゼレンスキーを利用したプロパガンダに乗せられて、対ロシア経済制裁を本気で行えば、日本は外交的、また経済的利権を失い、損失を被ることになる。

それだけではない、バイデンのロシアを中国側に追いやる戦略的ミスで、日本は3正面に敵を持つことになった。バイデンの選挙戦術のために同盟国を危機にさらすアメリカを信用してはいけない。日本は対米自立し、戦略的抑止力を保持したうえで中立の立場を表明すべきである。
#ロシア軍のウクライナ侵攻
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コメント

ウクライナの帰すうが重要!

戦略的変化を見据えないといけないと思う。ウクライナ問題の勝者は中国になる。敗北はアメリカになる。

ゼレンスキーの演説を聞いて

 ゼレンスキーはアメリカ議会の演説で真珠湾攻撃や9,11同時多発テロを引き合いに出しました。たしかに真珠湾攻撃はアメリカが企んだ罠という点で今回のロシアのウクライナ侵攻とよく似ています。
 日本の議会での演説では真珠湾は出さず、復興支援で金を出させようとの魂胆が見え見えでした。NATO加盟でプーチンを恫喝し、結果的に自分の国を亡国の危機に追い込んで、多くの市民を死なせている大統領が英雄であるわけがありません。ウクライナ問題がこれ以上犠牲を出さないようにしてほしいと思います。

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