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長引く可能性が強いアメリカの景気の低迷!

アメリカの連邦制度理事会(FRB)は今月25日長期的なインフレ率を「年2%をゴールにする」と発表した。
また2008年12月に始めた「実質ゼロ金利」を14年後半まで6年近く続ける方針を表明した。

これはFRBが、アメリカの景気低迷が長引くと判断していることを示している。FRBが恐れているのはアメリカが日本のようなデフレになることであるのは明らかだ。アメリカのインフレ目標の導入は再びドル売り円買いが強まり円高になる可能性があるので日本も人事ではない。円高になれば日本の輸出企業には新たな打撃となるであろう。

アメリカの景気低迷が長引くとなると雇用の回復も多くは期待できず、オバマの再選にもマイナス要因となる。欧州の財政危機の影響が中国やアメリカに今後どのような影響を与えるのかも注目される。さらに言えばイラン情勢がどのように展開するか、またアフガンへの米軍の補給路を遮断したパキスタン情勢の帰趨もアメリカの大統領選に影響を与えるかもしれない。

特にイランがホルムズ海峡の封鎖に動けば世界経済は原油の高騰で危機となるだけでなく、中東全体が混迷する事態もあり得るであろう。
アメリカの大統領選は、オバマの支持率が45%であるので、再選にはあと6%の支持拡大が必要となる。経済状況は厳しいが、共和党の保守化で候補者選びが混迷しているのがオバマには有利な点である。アメリカの景気が回復するのか、それとも低迷を続けるのかはアメリカの大統領選に決定的影響を与える可能性がある。オバマにとっては共和党の保守化が再選の救いになるかも知れない。
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テーマ : オバマ大統領・政権 - ジャンル : 政治・経済

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