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米の「民主主義サミット」でロシア排除は間違い!

 アメリカ政府が12月9~10日にオンライン形式で開く「民主主義サミット」に向け、アメリカ国務省は23日までに、招待する計110カ国・地域のリストを公表した。中国やロシアが排除された一方で、欧州や日本に加えて台湾がリストに名を連ねている。

 台湾を中国の一部と主張する中国は「断固反対する」と強く反発しているが、台湾は民主主義国であり、当然参加する資格がある。現中国の政権は台湾を一度も統治したことがない。問題はバイデン政権が共産党の一党支配をやめたロシアと、一党独裁の中国を同列に扱うことだ。

 中国とロシアを民主主義の敵と位置付けると、日本は2正面に敵を持つことになる。ロシアは一党支配ではないので、中国とは分断する外交政策を持つべきだ。習近平はファシスト政権であり個人独裁だ。実際に覇権戦略を持ち、侵略政策を実行している。

 ロシアの勢力圏であるウクライナに勢力を伸ばしたのはNATOの方であり、怒ったロシアが軍事拠点のクリミア半島を併合したのである。日本政府はロシアと中国を分断する政策を持つようバイデン政権に助言したほうがいい。そうでないと日本の防衛は成り立たない。

 アメリカはロシアが「普通の国」になると考えていたが、その考えが間違いで、旧社会主義国は国家資本主義にしかなりようがない。覇権主義の中国とは分けて扱うようにすべきであろう。

 バイデン政権は「民主主義VS.専制主義」の構図で世界を2分しようとしているが、統一戦線政策はファシスト国家中国だけを孤立化させるようにすべきで、中ロを結束させるとアメリカも軍事的に勝てないことになる。ましてや日本は北と南に敵を持てば、それは「亡国の外交」となる。

 ロシアは敵でないように位置付けるべきで、ファシスト政権の中国とはその危険性において雲泥の差がある。ロシアは民主主義ではないにしても、習近平ファシスト政権と同じではないし、同列に扱うべきではない。

 バイデンは日和見的であるが、同時に戦略に緻密さがない。そのようなアメリカに追随する危険を指摘しなければならない。アメリカの外交が危険極まりない危うさを示している。日本はアメリカから自立すべき時である。
#民主主義サミット
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コメント

2正面は避けるべき

 中ロを分ける意見に賛成します。
   バイデンはダメですね。
     中国だけでも大変なのに、中ロを敵にして勝てるわけない。

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