核超大国へ膨れ上がる中国の野心
米国防総省は3日、中国の軍事力を分析した米議会向けの年次報告書を公表した。中国が2027年までに最大700発の核弾頭を保有し、さらに30年までに少なくとも1千発の核弾頭を保有する意向を持っている可能性が高いと分析した。
前年の報告書では、中国が200発超の核弾頭を保有していると指摘し、今後10年間で少なくとも倍増させると予測していたから、今年の報告書ではその予測を大幅に引き上げた格好だ。
報告書ではまた、中国が固形燃料を使用した大陸間弾道ミサイル(ICBM)の地下格納庫を少なくとも3カ所で建設し始めていることも明らかにした。今年になって見つかった3か所とは、中国甘粛省玉門市の砂漠地帯、新疆ウイグル自治区クルム市、内モンゴル自治区オルドス市で合計270のICBMのサイロ群が見つかっている。
中国が先行している極超音速(ハイパーソニック)兵器の開発については、20年からすでに実戦配備が開始されていると指摘。米中間で緊張の高まる台湾問題をめぐっては、報告は「中国は台湾周辺での軍事作戦と台湾海峡有事に備えた軍事訓練を執拗(しつよう)に行っている」と指摘し、警戒感を示している。
月刊誌「選択」11月号の記事によれば、アメリカのシンクタンクの研究員は中国の外交官から「どのぐらいの核ミサイルがあれば、米ロ並みの超大国扱いをしてもらえるのか」「仮に1000あったら超大国といえるのか?」と聞かれたという。
アメリカのNPO「核不拡散政策教育センター」が今年まとめた報告書によれば中国が製造可能なプルトニウムは2030年までに核弾頭1270発分になるという。米国防総省はこうした数字から、中国が2030年までに約1000基の核弾頭を保有すると判断したようだ。
習近平ファシスト政権は強軍大国を掲げ、現在軍事力の大増強に取り組んでいるが、その内容は戦略核兵器の面も含まれているということが明らかとなった。日本や韓国、台湾、インドなどのアジアの周辺国にとっては、中国の軍事的脅威が現実的なものとなってきた。今後日本において核保有の声が高まるのは避けられない。
#核超大国を目指す中国
前年の報告書では、中国が200発超の核弾頭を保有していると指摘し、今後10年間で少なくとも倍増させると予測していたから、今年の報告書ではその予測を大幅に引き上げた格好だ。
報告書ではまた、中国が固形燃料を使用した大陸間弾道ミサイル(ICBM)の地下格納庫を少なくとも3カ所で建設し始めていることも明らかにした。今年になって見つかった3か所とは、中国甘粛省玉門市の砂漠地帯、新疆ウイグル自治区クルム市、内モンゴル自治区オルドス市で合計270のICBMのサイロ群が見つかっている。
中国が先行している極超音速(ハイパーソニック)兵器の開発については、20年からすでに実戦配備が開始されていると指摘。米中間で緊張の高まる台湾問題をめぐっては、報告は「中国は台湾周辺での軍事作戦と台湾海峡有事に備えた軍事訓練を執拗(しつよう)に行っている」と指摘し、警戒感を示している。
月刊誌「選択」11月号の記事によれば、アメリカのシンクタンクの研究員は中国の外交官から「どのぐらいの核ミサイルがあれば、米ロ並みの超大国扱いをしてもらえるのか」「仮に1000あったら超大国といえるのか?」と聞かれたという。
アメリカのNPO「核不拡散政策教育センター」が今年まとめた報告書によれば中国が製造可能なプルトニウムは2030年までに核弾頭1270発分になるという。米国防総省はこうした数字から、中国が2030年までに約1000基の核弾頭を保有すると判断したようだ。
習近平ファシスト政権は強軍大国を掲げ、現在軍事力の大増強に取り組んでいるが、その内容は戦略核兵器の面も含まれているということが明らかとなった。日本や韓国、台湾、インドなどのアジアの周辺国にとっては、中国の軍事的脅威が現実的なものとなってきた。今後日本において核保有の声が高まるのは避けられない。
#核超大国を目指す中国
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