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菅首相の総裁再選の秘策は二階降ろし?

衆院議員の任期満了まで2カ月ほどで、政治家の関心は「解散・総選挙はいつになるのか」に集中している。内閣支持率は軒並み過去最低値を記録。「五輪の成功で支持率アップ、その勢いで9月上旬に衆院解散し、無投票で総裁再選」という菅首相のシナリオはすでに崩れている。

 政府の無策もあって、新型コロナウイルスの感染拡大も止まらず、感染者数は増え続けている。解散・総選挙などやれる状況ではないのである。

 菅首相の総裁任期は9月末までなので、総裁選は任期ギリギリの9月29日になるそうだ。コロナ禍は一向に収まる気配がなく、9月解散は難しいという見方が今では支配的だ。しかも、自民党内では「国民に不人気の菅首相では総選挙を戦えない」という声が続出し、総裁選が「菅降ろし」の舞台になりそうなムードも出てきた。

 そんな中で、菅首相自身は今も続投に意欲を燃やしている。総裁選を乗り切る“秘策”があるらしい。その秘策とは、高齢で5年以上も幹事長を握る二階は、今年秋の総選挙前に引退し、秘書をしている3男に和歌山選挙区(3区)を継がせるという。これを好機として菅は、党役員人事の改選を打ち出した。この党役員人事の改選で菅が党内の支持を回復できるのか?保証はない。

総裁選を先にやり、任期満了で衆院選挙をやる。コロナ対策に専念するためと言えば、誰も反対はできない。選挙前に総裁(=菅)を引きずり降ろすことはではない、というのが菅首相の読みらしい。
 
 菅首相の、この 秘策は自民党内の論理だが、問題は国民が菅政権のコロナ対策の後手後手にうんざりしていることだ。選挙に弱い自民若手は「菅首相では総選挙は戦えない」と考えており、菅首相の党人事の改選の秘策が通じるか注目される。後任幹事長に世間に人気のある人物を選ぶのであろうが、その秘策が通じるのかは分からない。
総裁選を先送りして、コロナ感染症がワクチン接種で収まる10月の総選挙を総裁選の先に行うこともありうるかもしれない。
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コメント

政権交代を期待します

 菅では日本がダメになると思います。

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