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世界的な経済・政治危機に備えよ!

新型コロナ感染症に伴う大規模な都市封鎖による世界経済の打撃に加え、その対策としての大規模な金融緩和に伴う金融システムのバブル膨張と、その量的緩和の縮小開始、また政治・軍事的には、アメリカのアフガニスタン統治の失敗による覇権国アメリカの軍事外交的信用喪失などで世界経済は逆風続きである。

米連邦準備理事会(FRB)が大規模な金融緩和の出口論に向けた地ならしへ踏み出したことで。世界金融危機をはるかに上回る、大恐慌以来最悪の景気後退が始まる可能性が出てきたことを見て取ることが重要である。

国連のグテーレス事務総長は、今年3月に、新型コロナウイルスの感染拡大が経済に与える影響について「世界的な景気後退はほぼ確実だ」と述べた。
「われわれは国連創設以来経験したことのない感染症の危機に直面している。世界的な景気後退はほぼ確実で、年末までに3兆4000億ドルの経済損失が見込まれている」と述べて、世界経済は景気後退に入るという見通しを示した。

世界のほとんどの国を巻き込んだ、感染症の大流行が今年後半にかけて収束する保証はない。経済の「大封鎖」と大規模な金融緩和は、その終息と同時に、世界金融危機をはるかに上回る景気後退を招く可能性がある。それが怖くて日本政府は感染爆発の局面でも都市封鎖を行えないでいる。国民が多数死亡しようが経済の方が大切だということだ。

まじかに迫っている全世界的な規模の経済金融危機と、世界の紛争の激化と流動化、難民の激増、アメリカの覇権の後退と、習近平ファシスト政権の軍事的暴走などの、各種の複合的危険が迫っている、とりわけ世界戦争の可能性が高まっているように見える。

先進主要国は、冷戦崩壊後の強欲の資本主義の政策を転換し、分配率を見直して日本病を回避する政策的決断が求められる。それが出来なければ先進諸国がそろって日本病になり、世界経済は大規模な景気後退と長期停滞の局面を迎え、経済危機が世界中の政治危機を深めることになりかねない。強欲の資本主義(=新自由主義)を捨て去るときが来たといえる。
G7が強欲の資本主義を転換できなければ、世界の覇権は中国にわたる可能性も出てくるかもしれない。
#世界経済の危機
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