軍拡の主役となった極超音速ミサイル!
日米は敵の弾道ミサイル攻撃を無力化する「ミサイル防衛」計画を推進した。これにに対し、ロシアと中国は迎撃が不可能な極超音速兵器の開発に注力した。古代から続く「盾と矛」の逸話が現在でも続いているのである。極超音速兵器とはマッハ5~10の高速で不規則な軌道を飛ぶことができ、敵のレーダー網をすり抜けるミサイルの事である。
河野防衛相(当時)が昨年イージス・アショアの配備を中止したのは、中国とロシアが「極超音速滑空体」と「極超音速巡航ミサイル」を開発配備したからに他ならない。(ロシアはキンジャールとツィルコンなどの極超高速ミサイルなどをすでに開発・配備しているし、中国はDFー17極超音速滑空ミサイルなどを配備している)北朝鮮ですら低高度滑空跳躍型飛行軌道を飛ぶミサイルを開発している。つまり大金を投入したアメリカと日本の「ミサイル防衛」は、すでに配備しても意味のない兵器と化したのである。
昨年3月、ロシアのプーチン大統領はタス通信の質問に答えて「アメリカは、弾道ミサイルを撃ち落とす技術があれば、敵はお手上げだと考えていた。だが、極超音速兵器は、ミサイル防衛を簡単に打ち破ることができる」と語っている。
アメリカがロシアとの中距離ミサイル制限条約を破棄し、極超音速ミサイルの開発に着手したのはロシアと中国の極超音速ミサイルは探知も撃墜も不可能であることから、対抗する兵器が必要となったためである。
つまり極超音速ミサイルは戦争の局面を変える「ゲームチェンジャー」と呼ばれており、アメリカの最新ミサイルでも撃墜は不可能となっている。日本も独自の極超音速ミサイルの開発を開始しているが、21年度の予算はわずか90億円で「スクラムジェットエンジン」の開発を開始したに過ぎない。あまりにも遅い。
自民党内で、「ミサイル防衛」が無力化したことから敵基地攻撃論が浮上しているが、公明党の反対で具体化していない。中国覇権主義の脅威の前で、核兵器も持たず、極超音速ミサイルも持たない日本や台湾は、かってない軍事的劣勢に立たされているというべきである。
#極超音速ミサイル
河野防衛相(当時)が昨年イージス・アショアの配備を中止したのは、中国とロシアが「極超音速滑空体」と「極超音速巡航ミサイル」を開発配備したからに他ならない。(ロシアはキンジャールとツィルコンなどの極超高速ミサイルなどをすでに開発・配備しているし、中国はDFー17極超音速滑空ミサイルなどを配備している)北朝鮮ですら低高度滑空跳躍型飛行軌道を飛ぶミサイルを開発している。つまり大金を投入したアメリカと日本の「ミサイル防衛」は、すでに配備しても意味のない兵器と化したのである。
昨年3月、ロシアのプーチン大統領はタス通信の質問に答えて「アメリカは、弾道ミサイルを撃ち落とす技術があれば、敵はお手上げだと考えていた。だが、極超音速兵器は、ミサイル防衛を簡単に打ち破ることができる」と語っている。
アメリカがロシアとの中距離ミサイル制限条約を破棄し、極超音速ミサイルの開発に着手したのはロシアと中国の極超音速ミサイルは探知も撃墜も不可能であることから、対抗する兵器が必要となったためである。
つまり極超音速ミサイルは戦争の局面を変える「ゲームチェンジャー」と呼ばれており、アメリカの最新ミサイルでも撃墜は不可能となっている。日本も独自の極超音速ミサイルの開発を開始しているが、21年度の予算はわずか90億円で「スクラムジェットエンジン」の開発を開始したに過ぎない。あまりにも遅い。
自民党内で、「ミサイル防衛」が無力化したことから敵基地攻撃論が浮上しているが、公明党の反対で具体化していない。中国覇権主義の脅威の前で、核兵器も持たず、極超音速ミサイルも持たない日本や台湾は、かってない軍事的劣勢に立たされているというべきである。
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