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ワクチン外交中国はいいが、日本はダメ?!

台湾の蔡英文政権は5月27日、米ファイザーとドイツのビオンテックが共同開発した新型コロナワクチンの供給契約がほぼ決まりかけていたのを、中国の介入で阻止されたと発表した。

蔡総統はこれに先立ち、26日夜「台湾のワクチン調達への取り組みに対する外部からの干渉を拒否し、ワクチン供給を政治目的に利用しようとする試みに反対する」とツイートした。

日本政府は5月31日、新型コロナウイルスのワクチン確保に苦しむ台湾に対し、イギリスの製薬会社「アストラゼネカ」製ワクチン1億2000万回分の一部を提供する方向で検討していることを明らかにした。茂木外務大臣が明らかにした。

これに対し中国政府外交部の汪副報道局長は同日「感染対枠の名を借りた政治ショーや内政干渉に断固反対する」「ワクチンを政治的利益のための道具にしてはいけない」と非難した。
中国がアフリカ諸国などにワクチン外交を展開していることはよく知られている。中国政府が国内問題としている台湾のワクチン購入を妨害しておきながら、日本が人道問題として、ワクチンを台湾に提供するのを非難するのが習近平ファシスト政権の外交である。

台湾の蔡英文総統はツイッターで「コロナ禍という難局を「支えあってともに切り抜けようという姿勢にこれまでにも増して鮮明になった」「その深い友情に心から感謝します。」と日本への感謝の気持ちを表した。

日本政府は、現在台湾政府と外交ルートを通じて調整中で、提供したワクチンによる健康被害が起きた場合の責任の所在など、詰めなければならない課題も多く、実現するには早くとも来月以降となる見通し、と報じられている。

それにしても、中国政府の心の狭い外交は、およそ超大国の外交とも思えない。中国政府は世界保健機構への台湾のオブザーバー参加も妨害しており、習近平ファシスト政権の薄汚い外交にはあきれるほかない。日本政府には中国政府の脅しに屈することなく、台湾へのワクチン提供を必ず、できるだけ早期に実行してもらいたい。
#台湾への日本のワクチン提供
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