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中国政府の春節「帰省自粛」は守られるか?

中国の人々にとっては、春節(日本の旧正月)に帰省し家族と過ごすのが1年で一番大事な風習である。毎年この期間1か月内に、中国では延べ約30億人が大移動する。

しかし今年は、中国政府が新型コロナ感染症の拡散を怖れて、帰省する人にPCR検査を義務づけたり、帰省後も14日間在宅で健康状態を確認し、7日ごとに検査を受けることを義務づけている。また中国政府は「就地過年」(働いているその場で年越し、の意味)のスローガンを掲げ、帰省を自粛する人に現金を配ったり、買い物券を配ったり、映画の入場券を配ったりして帰省を減らそうとしている。

これは昨年、新型コロナの感染を封じ込めようと春節の2日前に感染源であった武漢を封鎖したが、当時の周武漢市長が封鎖する前に「すでに500万人が武漢を離れていた」と発表して、世界を驚愕させ、結果中国内と世界にコロナ感染を拡大したゆえである。中国政府は新型コロナが再び拡散することを怖れている。

中国人は「当局に政策があれば、我々には対策がある」と考えるお国柄であるので、昨年の武漢封鎖も事前に党幹部などから漏れて広がり、多数の人が武漢から逃げ出し、封鎖が空振りとなった。したがって今回の政府の自粛要請がどこまで守られるかは不明で、春節期間中に移動する人は17億人ともいわれている。

中国では東北部の黒竜江省や河北省で新型コロナ感染症の患者が相次いで見つかり、北京市でも遺伝子異変種の患者も確認されており、春節を機に感染が拡散することを習近平政権は怖れている。民族大移動といわれる春節のコロナ封じ込めが成功するか注目される。
#中国帰省自粛
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コメント

中国がコロナの感染源

武漢封鎖を空振りにしたのは意図的だと思う。わざと全世界に拡散させたのはハッキリしている。

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