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ヒマラヤ水系の水を略奪する中国の横暴!

中国は北部の人口密集地域(黄河水域)が水不足で、一方中国の南部は水が豊富だ、それゆえ古代から運河を掘って南の水を北部に流す「南水北調」がこの国の主要な国土改造政策となってきた。

インドシナからインド・パキスタンに至る主要な川は、いずれもヒマラヤ(=チベット自治区)や雲南省の水系を源流としている。メコン川・イラワジ川・ガンジス川などがそうである。
中国はこの川の上流にたくさんのダムを建設している。水をせき止め自国の水不足を補うためである。例えばメコン川の上流には合計11ものダムが作られ、このためカンボジアではトレンサップ湖が干上がり、魚がとれなくなっている。

最近ではインドの聖なる河ガンジス河の上流でも、ダム建設のうわさが広がりインド軍と中国軍の武力衝突が起きている。インドシナ諸国はいずれも水不足で、中国政府から借金をしてダム建設を促され、負債のため中国のダム建設に文句が言えなくなっている。これは新興の社会帝国主義の「一国主義」に他ならない。

チベットや雲南省の上流にダムをたくさん建設して下流域の水不足を作り上げているのだから酷い話である。このためカンボジアでは酷い干ばつで農業が打撃を受け、しかも蛋白源のトレンサップ湖の魚さえも捕れなくなっているのである。

この中国の国土改善工事が最近ではインド東部のブラマプトラ川の上流の水が濁り始め,ダム建設がうわさされている。インドにすれば農業用水を奪われるに等しく、まさに死活問題となりつつある。中国の習近平独裁政権はアメリカに対しては「一国主義」を批判しながら、自分は周辺国の水略奪を行い、小国を干ばつの危機に陥らせているのだ。

このヒマラヤ水系の水の争奪は周辺国30億人の存亡をかけた戦いであり、戦争は避けられない事態が生まれている。中国政府は長年の水利権を一切認めず、チベット自治区や雲南省の上流でダムを多数建設して、インドシナからインド・パキスタンにかけた水の略奪で農業を絞め殺そうとしている。これが社会帝国主義の手法であり、これは正に彼らが批判している一国主義に他ならない。中国覇権主義は今や全世界人民の敵となっていることを知らねばならない。
#中国覇権主義 #習近平独裁政権
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コメント

 中国はひどいな!

 周りの国はすべてひどい目に合わせている。
  大国主義そのものだな。
   歴史的水利権も認めないのか?

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