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菅政権のハンコ廃止に疑問?

菅首相が就任後明らかにした「悪しき前例」をただすとしたことで、政府は行政手続きでの押印使用を原則廃止する方針を盛り込んだ「規制改革実施計画」を閣議決定している。これに基づき河野太郎行政改革相は24日全府省に行政手続きでハンコを使用しないよう要請した。そのうえで業務上押印が必要な場合は理由を今月中に回答するよう求めた。

私は仕事柄裁判所をよく利用するが、事務局のミスで不要の印紙500円を張ったのが、後で「不要」と分かり、裁判所の事務担当者から還付請求の用紙を渡された。次回その書面を持参すると書面の記入ミスを指摘され、書き直した。3回目に書面を提出すると、書面の平成と令和のところを指摘され、「平成を二本線で消したところは訂正印鑑がいる」と指摘された。令和をまるで囲めば訂正印はいらない」というのである。印鑑を持っていなかったので、またも次回となった。そんなわけで裁判所の会計の窓口で(この時点で4回目)500円の還付請求の用紙を出した。ところが振込先の「振込口座への振り込み方が分からない」というので散々待たされた。

そこでまたも口座番号のところに斜線を入れ訂正印を押すことでやっと現金500円が渡された。結局還付請求の用紙は、赤の角印がたくさん押されることになった。この印鑑を廃止してサインにすると大変なことになる。印鑑なら一秒で押せるが、それをサインにすると5~6回もサインすることになり、大変なことになる。結局私は500円の還付のために4日も裁判所にかよった。電車を使えば足が出ることになる。

問題は500円の還付請求を領収書と交換できない仕組みを改革すべきで、ハンコが悪いわけではない。仕事柄会社の書面をよく目にする。平から、主任、課長、次長、部長、社長と印鑑がずらりと並ぶのは、責任逃れの結果だと思う。問題はその仕組みであり、印鑑をサインに変えればいいという事ではない。印鑑を本人だけにすればいいのである。在宅勤務の場合は電子印鑑で済ませられる。

世間には印鑑の作成と販売で食べている人もたくさんいる。これを機械的にサインに変えると逆に非効率になるし、食えない人がたくさん出る。一枚の書面に印鑑を何回も押印することが問題であり、これを簡略化することが重要だと思うのである。ハンコ廃止で詐欺師が大喜びしそうだ。
#規制改革実施計画 #菅政権
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