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アベノミクスが失敗した理由

菅新政権はアベノミクスの継承を言っているので、アベノミクスがなぜ失敗したかを書くことにしました。
アベノミクスの「3本の矢」とは(1)異次元金融緩和(2)機動的な財政支出(3)成長戦略のことです。

安倍政権は、企業収益が伸びないのは物価が低迷しているからだ、物価が停滞しているのは世の中にお金が流れていないからだと解釈しお金を流し込む政策をとりました。

(1)「異次元金融緩和」とは日銀による国債購入で、通貨発行益で株価を上げる政策です。いまや日銀が日本最大の株主なのです。株主の第2位は年金機構です。

(2)「機動的な財政支出」とは公共事業で企業をもうけさせることです。

(3)「成長戦略」とは企業減税や規制緩和で企業をもうけさせることです。

このアベノミクスで株価が2倍になり、日本の金持ちは資産を倍増させました。しかし日本経済は成長できませんでした。

アベノミクスの間違いは、日本経済が縮小再生産の負のサイクルに陥ったのは、冷戦後の強欲の資本主義による労働者への非正規化による賃下げ、分配率の低下に原因があり、その結果個人消費が継続的に上昇しないためにデフレ(=経済の縮小再生産)に陥ったのであり、経済情勢の認識自体が誤っていたのです。

安倍首相の経済政策は、個別企業の目先の利益を上げることばかりであり、国民経済の持続的拡大のためには労働者への継続的賃上げ、個人消費の継続的拡大が不可欠だということが理解できていない点にあります。

つまり国民経済の拡大再生産へ導く政策と、個別企業の利益拡大の政策は根本的に違うということです。政府は国民経済の持続的拡大の政策をとるべきであり、個別企業、金持ち個人の所得を増やす政策とは根本的に違うことを政治家は理解すべきでした。安倍首相は個別企業の利益拡大の政策をとったのであり、それが「3本の矢」の政策でした。

国民経済が拡大成長すれば株価はほっておいても上がります。しかし株価を釣り上げる政策では国民経済は成長しません。安倍政権が株価を2倍にしたのに国民経済がマイナス成長になったのは、アベノミクスの政策的誤りを証明しています。

国民経済が拡大再生産のサイクルを維持するには、労働者への均衡のとれた分配率を保証することが必要であるのに、強欲の資本主義が搾取と収奪を強化して、それを妨げました。したがって菅新政権がアベノミクスを継続しても国民経済は復興しません。したがって菅政権は成功できず、短命政権になります。
#アベノミクス #菅政権 
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