中国がアメリカとの覇権争いで強気な理由!
貿易戦争であろうが、南シナ海の管轄海域についてであろうが、中国はアメリカにことごとく対抗措置をとる。その強気の背景には理由がある。
7月31日北京の人民大会堂で中国政府の長年の願望であった全地球測位システム「北斗3号」の完成式典が開かれた。紹介動画と展示を見た習近平が「正式開通」を宣言するだけの式典だが、習近平国家主席は大いに喜んだという。北斗の衛星個数は全部で55基で、そのうち最適な35基を選んで運用するという。
この中国版GPSの経済波及効果が大きく関連製品開発やサービス提供で経済規模は年間20%増が続き「今年は6兆円の経済効果がある」という。関連製品の輸出先はすでに120か国に達している。日本の準天頂衛星システム「みちびき」が現在衛星4基であることを考えると習近平の自信ほどがが理解できる。
中国の「北斗」の効果が大きいのは経済面ではなく、軍事的な側面が大きい。マッハ5以上の速度で飛行経路を自在に変えることができる最新式超音速滑空ミサイル「東風(DF)17」の精密誘導が「北斗」の完成で可能になる。つまり中国はアメリカの空母機動部隊への戦略的対抗が可能になったといわれている。
つまり「北斗」の完成で中国はミサイルの精密誘導が可能になり、アメリカに対し戦略的優位を確立したといえるのである。アメリカの国防長官は最近中国の南シナ海の9段線を認めないことを宣言した。米軍内で、南シナ海の中国の環礁を埋め立てた7つの軍事基地を空爆する作戦が検討されているのは、アメリカの戦略的劣勢を挽回したいとの焦りがあるといわれている。南シナ海の埋め立て基地は民間人がいないゆえに、攻撃しやすいと米軍は考えているという。
アメリカは大統領選前に中国の封じ込めを確立したい。戦時大統領になればトランプは選挙に勝てる。中国は経済危機、大洪水、コロナ、北東部の干ばつなどで、深刻な食料不足で治安の悪化が心配されている。つまり米中双方が軍事的紛争を欲しているゆえに、アジアにきな臭い局面がうまれている。その軍事行動が尖閣か、それとも台湾か、あるいは南シナ海か、のいずれかで起きるとみておくべきであろう。
7月31日北京の人民大会堂で中国政府の長年の願望であった全地球測位システム「北斗3号」の完成式典が開かれた。紹介動画と展示を見た習近平が「正式開通」を宣言するだけの式典だが、習近平国家主席は大いに喜んだという。北斗の衛星個数は全部で55基で、そのうち最適な35基を選んで運用するという。
この中国版GPSの経済波及効果が大きく関連製品開発やサービス提供で経済規模は年間20%増が続き「今年は6兆円の経済効果がある」という。関連製品の輸出先はすでに120か国に達している。日本の準天頂衛星システム「みちびき」が現在衛星4基であることを考えると習近平の自信ほどがが理解できる。
中国の「北斗」の効果が大きいのは経済面ではなく、軍事的な側面が大きい。マッハ5以上の速度で飛行経路を自在に変えることができる最新式超音速滑空ミサイル「東風(DF)17」の精密誘導が「北斗」の完成で可能になる。つまり中国はアメリカの空母機動部隊への戦略的対抗が可能になったといわれている。
つまり「北斗」の完成で中国はミサイルの精密誘導が可能になり、アメリカに対し戦略的優位を確立したといえるのである。アメリカの国防長官は最近中国の南シナ海の9段線を認めないことを宣言した。米軍内で、南シナ海の中国の環礁を埋め立てた7つの軍事基地を空爆する作戦が検討されているのは、アメリカの戦略的劣勢を挽回したいとの焦りがあるといわれている。南シナ海の埋め立て基地は民間人がいないゆえに、攻撃しやすいと米軍は考えているという。
アメリカは大統領選前に中国の封じ込めを確立したい。戦時大統領になればトランプは選挙に勝てる。中国は経済危機、大洪水、コロナ、北東部の干ばつなどで、深刻な食料不足で治安の悪化が心配されている。つまり米中双方が軍事的紛争を欲しているゆえに、アジアにきな臭い局面がうまれている。その軍事行動が尖閣か、それとも台湾か、あるいは南シナ海か、のいずれかで起きるとみておくべきであろう。
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コメント
精密誘導は脅威だな!
アジアにおけるアメリカの戦略的優位は崩れているようですね。だから中距離ミサイルの開発を急いでいるのですね。
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