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誰のための政治かが問われている!

日本の議会政治が、小野党の分散化と自民党の腐敗で、本来の議会の役割である階級間の利害調整ができにくい事態が生まれていることを指摘しなければならない。ゆえに社会的弱者が生活しにくい社会となりつつある。

東日本大震災の復興予算から、接待のための裏金が捻出されていたり、新型コロナ対策の多額の予算が中抜きされていたりしているのは、政権の腐敗の氷山の一角とみるべきであろう。森友・加計問題が示したのは国有財産が政治家の友人に不正取得されており、この不正を隠ぺいするために公文書までもが改ざんされる事実が明らかとなっている。

腐敗が明らかになると「トカゲのしっぽ切り」で逃げる首相の姿を見て、自民党員ですらいや気がさしている。自民党員の党員数が平成10年には300万人を超えていたのに、安倍政権の自民党党員数が約100万人まで減少している事実が示しているのは、自民党員でさえ、「これはおかしい、これではいけない」と考えた結果なのである。

野党がバラバラなのもいただけないが、政権政党が一宗教政党におんぶにだっこ状態で、腐敗の坂を転げ落ちている状態は、外交でロシアや中国や韓国になめられ、侮りを受け、領土を奪われるか、略奪されかかっている事態をみれば、日本外交さえもがいかにお粗末かが明らかだ。

国家国民のための政治ではなく、自分と友達の利益という、いわば私的利益追求の政治が、この国のゆがんだ議会政治の腐敗を示しているのである。コロナ感染症の広がりを見て首相官邸が、汚職追及を「国難」で逃れられると、コロナを「カミカゼ」が吹いたと大喜びしたと報じられているのは情けない限りだ。そのコロナ対策でさえ、役に立たない「安倍のマスク」を配っただけで、他は都道府県に丸投げで、国民の中に、抜きがたい政治不信が広がっていることを安倍首相は重く受け取るべきであろう。

不正が明らかになり、不祥事が明らかになるたびに「説明責任を果たしていく」とか言いながら一向説明せず、国難を前にして臨時国会を開会せず、記者会見も行わず、腐敗政治家が逃げ回る事態は情けない限りだ。自民党員でさえ見切りをつけた腐敗政権を打倒できない野党もだらしがない。

今必要なのは腐敗政権に代わる、政権の受け皿を作ることではないのか?野党第一党が統一戦線政策を駆使できないほど幼稚だという点を指摘しなければならない。立憲民主党が他党と合併のための党名で対立するような幼稚さでは、国民は政権をゆだねるわけにはいかないであろう。全野党は「腐敗政治からの転換」の一点で団結して「政権の受け皿」をこそ作るべきときなのだ。
#腐敗政治 #統一戦線政策
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コメント

 政治不信は深刻です

 安倍首相は潔く辞職すべきです。
  このまま政治不信が続くのは良くありません。
 日本がダメになります。

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