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パンデミックと細菌攻撃に無力の日本!

日本は今回の新型ウイルス感染症では、ダイヤモンド・プリンセスの対策で完全な感染症の抑え込みに失敗した。まともに防疫も検査もできない無力さだったことが露わとなった。

アメリカの疾病対策センター(CDC)は、感染症の研究、パンデミック対策や感染管理に対応するスタッフをそろえている。アメリカにはこのほか医学研究全般をリードする国立衛生研究所(NIH)が感染症の基礎研究や臨床研究を行っている。

日本には、アメリカのCDCやNIHの業務を行う組織がないという。戦前は伝染病研究所が担ったが、戦後占領軍が分割した。それが東大医科学研究所と国立予防衛生研究所(現在の感染研)だという。日本では感染研がワクチンの検定を行っている。しかし感染管理は予算もなく放置されているという。

政府の専門家会議のトップは感染症の専門家ではなかった。これでは適格な対策など望むべくもない。検査をしないことで患者数を少なく見せる隠ぺい策では国民はとても心もとない。

ダイヤモンド・プリンセスの対策で失敗したことで、日本が細菌攻撃に全くの無防備であること、また今後温暖化でジャングルの細菌やウイルスが拡散したり、シベリアや南極の凍土が解けて、ウイルスや細菌が蘇生し、炭疽病やチフス、天然痘などの病原菌やウイルスが拡散する危険に対応できないことは明らかだ。

日本を敵視している中国・ロシア・北朝鮮は病原菌やウイルスの遺伝子を操作して、強力な細菌兵器の研究をしている。日本が今後そうした攻撃に備えるには、きちんとした感染管理や検査体制や治療体制を構築しておかねばならない。日本は医療体制を補完する病院船すら一隻もない。今回の新型コロナの感染症の検査体制ですら韓国の10分の1の能力しかないのだ。

安倍政権の安全保障とは、軍事的にはアメリカ頼み、そのアメリカが「アメリカ第一主義」で同盟国を守りたくない、という状態だ。それでも対米自立する気はない。もう一つの安全保障、すなわち感染症対策でも専門組織すらない状態なのだ。これでは安倍政権に安全保障を語る資格はない。政府は早急にパンデミックと細菌攻撃への備えを組織面から整備し構築すべきだ。
#パンデミック #細菌攻撃 #コロナウイルス #感染症対策
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コメント

病院船は必要

 感染症で病院がパンクする事態や、津波などの大災害に備えて病院船を2隻ぐらい作っておくべきです。海上自衛隊が管理すればいいでしょう。

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