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アメリカは予測不能の分断社会となった!

アメリカの「錆びたベルト地帯」の産業資本家と労働者の不満を吸収し、また中南米からの不法移民への不満を吸収したトランプ政治は、同時に規制の金融資本や巨大マスコミへの不信をも代表している。いわばアメリカの発展から取り残された白人層の不満を代表する政権であり、その支持層は約4割の岩盤支持層がある。これらの層は黒人大統領のオバマ政治に反発する人たちでもある。

トランプ政治が、アメリカにもたらしたものはアメリカ社会の2極分化であり、同時に既成の金融資本などの旧支配層への反発でもある。この結果民主党は旧支配層の利益を代表する中道派(バイデン候補)と旧支配層とトランプ政治の双方に反発する左派(サンダース候補)の支持層に分裂した。

現在戦われている予備選ではスーパーチューズデーで中道派(バイデン候補)と左派(サンダース候補)の対立の構図が浮き彫りとなった。つまりアメリカの金融資本を中心とする旧支配層に反発するアメリカ国民は、トランプとサンダースに2極分化し、旧支配層のバイデン支持層は予備選で勝てなければ、本選でトランプ支持へと流れる可能性がある。

民主党の予備選でサンダース候補が敗れると、同氏は無所属で本選に出るであろうから民主党の票田は2分し、結果トランプが有利となる。金融資本を中心とする旧支配層は民主社会主義のサンダースを支持するぐらいならトランプを支持する可能性が強い。

つまり再選が強まったトランプ大統領だが暴走は相変わらずで、今ワシントンでは弾劾裁判が無罪評決となった後、トランプの復讐、粛清が始まっている。トランプの憤怒は自分の法律顧問であったロジャー・ストーンが「禁固3年4か月」の実刑判決を言い渡された事への怒りである。

トランプ大統領は「こんな馬鹿なことがあるか」と激怒し、矛先を米連邦捜査局(FBI)に向けている。「わが国には汚職警官がたくさんいる。特にひどいのはFBIだ。」と批判した。FBIと司法省の官僚を解雇するトランプの政治を、アメリカでは「パラノイア(偏執症・妄想症)政治」と呼んでいる。

トランプ大統領は「アメリカの司法で、最終的な決定権があるのは自分だ」とまで言っており、三権分立の理念にまで挑戦している。トランプ大統領の被害妄想はますますひどくなっており「トランプファシズム」へと進行しつつあるのかもしれない。

こうしたことからアメリカの次期大統領はトランプ・バイデン・サンダースのだれが勝つか全くわからない状況が生まれている。バイデン・サンダースの反トランプの連合がありうるかもしれないし、それができなければトランプの再選が濃厚となる。

報道によれば、アメリカ社会の分断は激しく、男女交際のデートサイトでも政治傾向の記載を求めるほどで、トランプへの支持と反対でカップルが破局につながる可能性が高いからだという。これほどアメリカ社会が分断されることはかってなかったことである。アメリカは予測不可能な分断社会となっているのである。
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