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ロシア・中国・イランの「新3国同盟」形成か?

イランの革命防衛隊の司令官をアメリカが殺したことで、イランは報復のミサイル攻撃を開始した。ロシア政府と中国政府はイラン支持を明確にした。

イランはパーレビ王政を労働者階級が打倒したが、革命の成果をイスラム教勢力(=地主勢力)が奪い取ったのが現政権だ。イスラム教は奴隷制時代の宗教であるため女性蔑視が徹底しており、およそ自由と民主主義の資本主義とは相いれない。つまりイランは[反動復古」のイスラム教シーアー派の独裁政権である。

ロシアと中国は、いずれも社会主義国が官僚独裁の社会帝国主義に転化した政権で、これも社会科学的には「反動復古」の政権だ。ロシアは共産党を解体したが、旧官僚どもが未だに権力を保持している独裁政権だ。中国も官僚の走資派どもが社会主義を裏切り、独裁体制を固めている。

ロシアはEUの東への拡大で、覇権主義に目覚め、ウクライナのクリミア半島を併合して欧米と対立している。中国は西太平洋からインド洋まで海洋覇権を追及するとともに、ユーラシア大陸を自己の経済圏とするため「一帯一路」戦略を展開して、アメリカの覇権に対抗している。イランはイスラム教シーアー派勢力圏を形成し始めており中東における地域覇権主義を実践してアメリカ・イスラエルと対立している。

つまりロシア・中国・イランの「新3国同盟」は①反米、②反自由と民主主義、③独裁政権維持、④反動復古という共通項でつながっており、互いに支持しあっている。問題は欧米先進国がトランプの「アメリカ第一主義」で対立を深め、バラバラで「新3国同盟」派の地域覇権主義に十分対抗できていないことである。

アメリカのトランプは大統領選に勝つために、イランに対抗するふりをして、ユダヤロビーとキリスト教右派を引き寄せているだけで、明確な「新3国同盟」への戦略を持っているわけではない。このため世界情勢は引き続き多極化が進み、「新3国同盟」派の軍事的拡張が進むであろう。

トランプの世界覇権放棄ともいえる「アメリカ第一主義」が「新3国同盟」派に地域覇権確立への好機を与えているといえる。世界は群雄割拠の状況がしばらく続くと見なければならず。外交は合従連衡の時代に入った。日本は対米自立し、対等の同盟関係を確立する方向を目指すべきであり、今のまま従属を続けると自国の利益しか追及しないアメリカの「捨て駒」にされるであろう。

現在の世界の多極化の混沌とした情勢は,第三次世界大戦に向かっているように見える。「歴史は繰り返す」といわれるのは、反動復古を繰り返しながら、らせん状に発展するので、歴史が繰り返すように見えるのである。実際には歴史は戦争のたびに新たな発展を生み出してきた。戦争は歴史打開力を持つのである。
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