アメリカは同盟軍を「捨て石」にしたことを恥じよ!
トランプ大統領は、選挙公約を守るためにシリアからの撤兵を急ぎ過ぎた。トルコは国内のクルド勢力の独立運動に長年苦しんできた。だからIS相手に軍事力を付けたクルド民主軍がトルコ国内のクルド勢力と結びつくことを恐れ、安全地帯の設置を口実にシリアに侵攻し、クルド人勢力(シリア民主軍を構成するクルド人民防衛部隊)を攻撃している。
トランプの「アメリカ第一主義」は、実は自分第一なのである。選挙公約を守りためにアフガンでもイスラム原理主義に譲歩した。今回のトルコのシリア攻撃をトランプが容認したことで、ISの戦闘員の捕虜(1万2000人)の内多数が逃亡している。またシリアのアサド政権にとってもトルコ軍がシリア北部を占領することを許すはずがない。
トルコに攻撃されたクルド人武装勢力(クルド人民防衛部隊)はアメリカの地上軍の変わりにされ6000人の戦死者を出した。そしてアメリカに裏切られた。彼らがシリアのアサド政権と結びつくことは必然だ。トランプの自分かってな撤兵第一が、これまでのイスラム原理主義との闘いを無に帰す結果となりつつある。
アメリカ議会では、同盟軍(クルド武装勢力)を「捨て石」同様に見殺しにしたトランプへの行為に批判が出ている。同盟国への悪い影響が長く続くと見ているのだ。
「捨て石」とは、土木工事の時に水勢を弱めるために水中に投げ入れる石のことで、囲碁の用語ではより以上の利益のために、相手にわざと取らせる石の事を指す。しかし今回のアメリカがクルド人勢力を見殺しにしたことは、こうした戦略的意味はなく、ただトランプの選挙公約実現のためだけなのだ。
クルド人の教訓が教えているのは、小国は、あるいは小さい民族は、大国の戦略のコマとして働くことは亡国を招きかねないということだ。小さくとも自分たちの主体的な軍事力なしに大国の「持ちゴマ」として働いてはいけないということだ。日本の自衛隊はとりわけ攻撃兵器は持たず、防衛主体の装備であり、攻撃と防御のバランスが取れていない。これでは自主防衛など有り得ない。
アメリカと中国の狭間で、双方から利益をせしめようとして、どこかの国が「たかりゆすり外交」を行い、今や周辺国から孤立した「反面教師」があるではないか?大国のはざまで小国が生き抜くには、大国が「捨て石」にできないほどの主体的軍事力を持つほかないのである。それなしに大国のはざまで、どちらかの手先として働けば、必要が無ければ「捨て石」にされるということだ。
アメリカのトランプはクルド人勢力を「捨て石」にしたことのいいわけとして「第2次大戦でクルド人はアメリカに協力しなかった」と言い放った。日本は第2次大戦でアメリカの敵国であった。トランプの言い草が通用するなら、日本も「捨て石」にされる可能性が強いのだ。このような国と同盟の強化など有り得ないことなのだ。
アメリカの相対的弱体化で世界が多極化し、世界情勢が軍事力による国境線の変更の時代に入った以上、日本は防衛力の強化を急ぎ、対米自立して民族の防衛を図らねばならない。頼りにならない同盟国に自分たちの運命を委ねるわけにはいかないのである。#捨て石 #トルコの攻撃 #トランプ #同盟国
トランプの「アメリカ第一主義」は、実は自分第一なのである。選挙公約を守りためにアフガンでもイスラム原理主義に譲歩した。今回のトルコのシリア攻撃をトランプが容認したことで、ISの戦闘員の捕虜(1万2000人)の内多数が逃亡している。またシリアのアサド政権にとってもトルコ軍がシリア北部を占領することを許すはずがない。
トルコに攻撃されたクルド人武装勢力(クルド人民防衛部隊)はアメリカの地上軍の変わりにされ6000人の戦死者を出した。そしてアメリカに裏切られた。彼らがシリアのアサド政権と結びつくことは必然だ。トランプの自分かってな撤兵第一が、これまでのイスラム原理主義との闘いを無に帰す結果となりつつある。
アメリカ議会では、同盟軍(クルド武装勢力)を「捨て石」同様に見殺しにしたトランプへの行為に批判が出ている。同盟国への悪い影響が長く続くと見ているのだ。
「捨て石」とは、土木工事の時に水勢を弱めるために水中に投げ入れる石のことで、囲碁の用語ではより以上の利益のために、相手にわざと取らせる石の事を指す。しかし今回のアメリカがクルド人勢力を見殺しにしたことは、こうした戦略的意味はなく、ただトランプの選挙公約実現のためだけなのだ。
クルド人の教訓が教えているのは、小国は、あるいは小さい民族は、大国の戦略のコマとして働くことは亡国を招きかねないということだ。小さくとも自分たちの主体的な軍事力なしに大国の「持ちゴマ」として働いてはいけないということだ。日本の自衛隊はとりわけ攻撃兵器は持たず、防衛主体の装備であり、攻撃と防御のバランスが取れていない。これでは自主防衛など有り得ない。
アメリカと中国の狭間で、双方から利益をせしめようとして、どこかの国が「たかりゆすり外交」を行い、今や周辺国から孤立した「反面教師」があるではないか?大国のはざまで小国が生き抜くには、大国が「捨て石」にできないほどの主体的軍事力を持つほかないのである。それなしに大国のはざまで、どちらかの手先として働けば、必要が無ければ「捨て石」にされるということだ。
アメリカのトランプはクルド人勢力を「捨て石」にしたことのいいわけとして「第2次大戦でクルド人はアメリカに協力しなかった」と言い放った。日本は第2次大戦でアメリカの敵国であった。トランプの言い草が通用するなら、日本も「捨て石」にされる可能性が強いのだ。このような国と同盟の強化など有り得ないことなのだ。
アメリカの相対的弱体化で世界が多極化し、世界情勢が軍事力による国境線の変更の時代に入った以上、日本は防衛力の強化を急ぎ、対米自立して民族の防衛を図らねばならない。頼りにならない同盟国に自分たちの運命を委ねるわけにはいかないのである。#捨て石 #トルコの攻撃 #トランプ #同盟国
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