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トランプ弾劾調査の背景について!

アメリカの野党民主党のぺロシ下院議長は9月24日、トランプ大統領の弾劾調査に着手することを発表した。この大統領の弾劾調査の引き金になった「ウクライナ疑惑」とは何かをまず理解しなければならない。

2014年に、ジョー・バイデン副大統領の息子のハンターはウクライナの天然ガス会社プリマの理事に就任した。父親がウクライナ政策に関与していた副大統領なのだから利益相反の可能性があった。バイデン副大統領は在職中の2016年、プリマ所有者の不正関与疑惑を捜査していたビクトール・ショーキン検察総長の解任をウクライナ政府に働きかけた、という疑惑がある。

このバイデン元副大統領が、次期大統領選に民主党から出馬するというので、再選を目指すトランプは脅威に感じ、ウクライナの大統領(ゼレンスキー)に電話で圧力をかけた。アメリカのウクライナへの軍事支援の引き換えにバイデンの息子のハンターの調査を依頼したというもので、トランプは電話を8回もかけたというのである。これは情報当局者の内部告発で明らかになった。

ぺロシ下院議長がトランプ大統領の弾劾調査に着手することを発表したのは、今のままではトランプ再選が有力であるからで、狙いは大統領選挙対策と見てよい。何故なら弾劾は下院が過半数の賛成で訴追できるが、上院の3分の2が同意すれば有罪になる。しかし上院の過半数を与党・共和党が握っているためこの弾劾は不可能なのである。

つまり民主党にとって「ウクライナ疑惑」は「もろ刃の剣」であり、下手をすると民主党の有力候補であるバイデンに傷が付く可能性もある。これまでぺロシ下院議長は弾劾調査は国民の分断を招くとして慎重だった。それがトランプ大統領の弾劾調査に着手することは、それだけ民主党が次期大統領選で危機感があるということだ。

トランプ大統領は「自分は何も悪いことや違法なことはしていない」「民主党の魔女狩りに過ぎない」と否定しているが、ウクライナ大統領との電話会議の議事録は公表していない。この弾劾問題が次期大統領選にどのような影響を与えるかが注目される。

ウクライナの現大統領は元コメディアンだ。テレビ番組で、突然大統領に選出される歴史教師の役を演じたあと、大統領選に立候補して勝利した。ウクライナはクリミア半島をロシアに併合されて今も軍事的に対立している。アメリカはウクライナ政府に2億5000万ドルの軍事資金援助をしている。ゼレンスキー大統領は突然アメリカ大統領の弾劾調査に巻き込まれて戸惑っているであろう。現実は、まさにテレビドラマよりも劇的だ。#弾劾調査 #ウクライナ #クリミア #次期大統領選
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