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現在の国際情勢の見方について!

一部にトランプ大統領がアメリカの覇権を崩す多極主義者のように語る評論家がいる。そうではない冷戦後のグローバル化の中で、資本主義の不均等な経済発展が中国の台頭を促し、世界の多極化を促しているのである。つまり世界の戦略関係は一人の政治家が左右できるものではないのだ。

国際情勢は経済的基礎から分析しなければならない。トランプは「強いアメリカ」を掲げ、アメリカの覇権を維持しょうとしているが、相対的なアメリカ経済の衰退がそれを難しくしていると言うことなのだ。

国際情勢では、原因が結果を引き起こし、結果が新たな原因となって世界情勢を流動化させる。例えば、トランプの貿易黒字減らしとNATO諸国への軍事力増強要求が、ドイツやフランスをロシアに接近させることとなった。またトランプの中国への貿易戦争が、中国とロシアを接近させた。トランプの対イラン制裁が中東の緊張を激化させ、その「有志連合」は参加する国がイギリスぐらいで、アメリカの狙いどうりには進んでいない。

つまりトランプの「強いアメリカ」は、主観的にはアメリカの覇権を挽回しょうとしているのだが、今のところ成果を挙げていないのである。それどころか逆に欧州の親米諸国を非米化し、現象的には世界の多極化が進んでいるように見える。

こうした現象を理由に「トランプは覇権放棄だ」「多極主義だ」と論ずるのは完全な間違いで、世界の多極化の経済的な背景が、資本主義の不均等な発展にあり、すなわち中国の経済的・軍事的台頭とトランプの同盟国への貿易赤字減らしの強引な貿易交渉の結果なのである。

トランプの「アメリカ第一主義」が同盟国を離反させ、また中国やロシアやイランを結びつけて、アメリカの覇権が後退し、世界が多極しているように現象しているのである。しかしアメリカの軍事的・経済的力は今も相対的に大きく、未だ覇権国であるのだが、トランプの外交がハチャメチャなので覇権を放棄しているように現象的に見えるだけなのだ。

アメリカのこうした戦略的混乱は、次の大統領選で修正されるのか?それともトランプ再選で世界の混乱がなおも続くのか?は誰にもわからないが、重要なのはアメリカの現職大統領が、日本に対し対等の同盟関係を求めているということだ。これを利用して、日本は民族の悲願である対米自立の好機が来ているという点を指摘しなければならない。日本は武装・自立・中立の平和主義の路線を進むべきときである。
#対米自立 #多極主義者 #覇権国 #非米化 #戦略的混乱 #世界情勢の流動化
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