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米大統領選の現局面の焦点について!

雇用が回復せず、支持層である貧困層の期待を裏切ったオバマ大統領の支持率は40%を割り込むまでに落ちている。
普通なら再選は難しい局面で、共和党には追い風が吹いている局面だ。
ところがその共和党にオバマに勝てる大統領候補が未だにいないのである。
アメリカの戦略的局面は「息継ぎの和平」に戦略転換が必要で、経済危機を切り抜けるために金持ちに増税し、雇用を増やす政策と、金融危機を回避するための規制された資本主義へ舵を切る必要がある。
ところが軍需産業と金持ち層を支持基盤とする共和党は、戦略転換も、金融資本への規制の強化も受け入れられない。
しかも共和党内で影響力を拡大した保守的な「ティーパーテイ」(茶会運動)の存在が、民主党に勝てる中道寄り候補の登場を妨げることとなる。
つまり金持ちへの増税に反対し、法人税減税など「ティパーティー」に受ける政策を出せば出すほどオバマに勝てなくなる構図が生まれている。
つまり共和党は戦略的後退の局面に対応できる大統領候補を今のところ持っていないのである。
したがって今後の米大統領選の焦点は、オバマ離れを起こした層を取り込める中道的候補を共和党が出せるかどうかにかかっていると言える。
つまり失業率9%で支持率が低迷しているオバマが、支持率を挽回して再選を果たす道が、まだ残っていると言えるのである。
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テーマ : アメリカ合衆国 - ジャンル : 政治・経済

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