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日韓の摩擦は安全保障上の矛盾である!

日本政府がフッ化水素など3品目の韓国への輸出管理を変更した事と、貿易管理上の輸出手続きを簡素化する「ホワイト国」から韓国を外した措置をめぐり、日本と韓国の外交的対立が激化している。

日本政府は軍事転用可能な戦略物資が、韓国から北朝鮮等の毒ガス兵器の原料として横流しされていることを輸出管理変更の理由とし、韓国政府は徴用工判決などの反日措置への報復と捉えているのが特徴である。

「アメリカ政府はCIAを中心に、北朝鮮やイランに何処から核・生物化学兵器の開発に必要な物資が流れたのか、徹底的に洗ってきたところ、韓国の存在が浮上し、ホワイトハウスは激怒している」との情報が流れている。つまり今回の日本政府の韓国への経済制裁は米日の合意の上で行われていると見るべきである。

韓国政府が、11日に明らかにしたところによると戦略物資の密輸出の摘発は2015年から2019年3月までの4年間で156件に上ったという。2015年に摘発件数が14件だったのが昨年は41件で3倍近く増え、今年は3月までで31件と激増している。韓国政府はこれを「輸出管理が効果的に運営されている証拠だ」と主張する。

しかし文在寅大統領になってからその件数が数倍に増えていることからも明らかなように、戦略物資が独裁テロ国家に韓国からザザモレ状態だったことは明らかだ。韓国政府の調査でも密輸出は、生化学兵器系列が70件、在来武器が53件、核兵器関連が29件、ミサイル兵器が2件、化学兵器が1件となっている。また国連決議に違反する北朝鮮への瀬取りによる原油密輸もある。

これらは中国と北朝鮮を社会主義と認識している文在寅が、意図的に戦略物資を輸出した事は明らかだ。文の韓国政府が悪辣なのは、あたかも日本の制裁が過去の日本軍国主義の犯罪行為への償いを逃れるためのものであるかのように演出し、世界に嘘の情報を流していることである。

文韓国大統領は10日、韓国の大企業30社のトップ・CEOを青瓦台に呼び次のように述べた。「事態が長期化する可能性を排除することはできない」「極めて遺憾な状況だが、すべての可能性に備えなくてはならない」と述べた、この日文大統領は「単当直入に言う」「悲壮な覚悟で臨む」「前例のない非常状況」などの普段使わない強い表現を用いた。

つまり韓国政府の、戦略物資をテロ国家に横流ししていたことは確信犯と言うべきことであり、最悪日本との国交断絶も視野に入れているということなのである。文は中国と北朝鮮にすり寄ることで韓国はやっていけると認識しているのだ。弁護士出身の文は、日本と韓国の経済の相互依存関係の深さを認識しておらず、単に韓国から日本への輸出が減少している1側面しか見ていないのである。

もちろんアメリカと日本を戦略物資の横流しで挑発すれば、韓国の保守派から自分が暗殺される危険を彼は認識している。それゆえ家族を海外に避難させたのである。その決意はたいしたものだがあまりにも一面的で、愚かと言う他ない。

中国と覇権争いをしているアメリカから見れば、中国がロシアやイラン、北朝鮮と結びついている時に、戦略物資を敵陣営に横流しすることが裏切りに等しい行為であり、しかも米日韓の三国の軍事同盟関係を崩す行為に他ならないことは明らかであり、文大統領は明らかに墓穴を掘りつつあると言える。
#フッ化水素 #徴用工判決 #戦略物資 #ホワイト国 #文在寅
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