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中国の経済危機とそこから派生する問題について!

一昨日の中国のバブル崩壊の危険についての文章に追加すると、今年中国はGDPで日本を抜いて世界第2位になったが、中国政府の国民総生産は実は正確な数字ではない。地方政府の数字は指導者が自分の成果を中央に大きく見せたいがため、多くは水増しされている。また輸出減少分を埋めるための公共事業で中国では土地ころがしが盛んに行われている。この土地ころがしもすべて総生産に換算されている。地方政府が16%水増ししていた例もあるのでかなりの報告の水増しがあると見るべきだ。
したがって中国経済は特許料を払わないパクリ経済で有ることを見てもわかるように、またエネルギーl効率の悪さを見てもわかるとおり、とても世界第2位とは言えないのである。
もうひとつ見ておくべきは官僚独裁国家の脆弱性である。ソ連崩壊を見てもわかるように形式での社会主義・本質は資本主義の国家は、人民の決起に対し脆弱なのである。しかも中国の解放軍は中国政府の軍ではなく党の軍隊である。
こうした国が経済危機から政治的動乱が生起し始めると、軍の独裁が強まり、排外主義的になり、外への侵略に突き進む可能性が強い、旧ソ連がアフガン侵略に出たように社会帝国主義に移行する可能性が強いのである。
したがって日本は中国の経済的崩壊とその後の動乱と侵略への暴走に備えておかなければならない。
アメリカがこのような時台湾政府にF16の売却を拒否したのは、アメリカの衰退の象徴的出来事であり、日本は国防の点でアメリカを今後頼りにはできないということである。アメリカは中東の戦争で手いっぱいであり、ベトナム戦争で懲りたのもあってアジアで事を構える気はないのだ。
日本は対米自立の時が来たことを自覚し、自分の国は自分で守る決意が必要な時が来ているのである。
無視してはいけないのは、中国の侵略国家化とアメリカの「息継ぎの和平」への戦略的後退の時期が重なることである。
日本が自立した国家として、戦略を持つべき時がきているのである。
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テーマ : 中国問題 - ジャンル : 政治・経済

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