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G20首脳会議は成果を見込めない!

トランプ大統領とその政策は評判が悪い。世界での評価は極めて低いのである。「全世界で不人気だ」と言ってもいい。トランプが人気があるのはイスラエルぐらいなものだ。もっとも評価が低い国はドイツだ。トランプを信用しないと言う人が86%もいる。

トランプは地球温暖化も認めていない。したがって温暖化問題はG20の議題とはなりえない。貿易戦争で多くの国と対立しているのだから、経済問題もまとまるわけがない。したがってG20の会議でまとまるのは、せいぜいプラスチックごみの海洋汚染問題ぐらいなものだ。

つまりG20は14回目にして初めてとりまとめが不可能な会議となることが避けられない。国政選挙を控えた安倍首相は、成果の演出に苦労することになるであろう。

G20での世界の関心は2国間会談だ。米中の首脳会談、米露の首脳会談など様々な2国間会談が注目されるだけで終わるであろう。

現在の世界情勢の特徴は、戦後のアメリカの覇権がトランプの「アメリカファースト」の孤立主義で崩れ、多極化が主要な側面として浮上する初めての国際会議となる可能性がある。

覇権国のアメリカが、自国の利益のみ追求しているのだから、もはや国際協調の時代ではない。トランプに唯一追随している日本が議長役だが、世界の首脳は安倍のゴマスリに厳しい対応をする可能性がある。

世界で一番不人気なトランプに日本が追随して、どうしてG20の国際会議をまとめられるであろうか?疑問である。安倍の日米同盟は、アメリカが一方的に利益を得る日米同盟になる可能性が強いと言わねばならない。

選挙前なので安倍首相はまたとない外交の舞台を最大限「外交ショー」として利用するであろうが、中身のあるG20となるかは極めて厳しいのである。
#G20 #2国間対話 #多極化 #首脳会談
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