fc2ブログ

アフガンの経済負担能力失う欧米!

米軍のアフガン侵攻から10年が経つたが、当時政権を握っていたタリバンとの闘いは激化しており、アメリカと欧米の軍が撤退すれば再びタリバン政権が復活するのは避けられない。
アメリカも欧州も金融危機で最早アフガンのかいらい政権を支える経済的余力は無くなってきている。
もし欧米の軍が撤退に追い込まれるとアフガンが再びアルカイダの拠点となる可能性が強い。
と言ってパキスタンとアメリカの関係が悪化しつつある下ではアフガンの補給路も危うくなりかねない。
パキスタンは中国との戦略的関係を強化しており、欧米の努力は中国が果実を手にする地ならしのような状況が生まれつつある。
アメリカと欧州は「反テロ戦争の泥沼の中であえいでいる間に中国の世界戦略が中央アジアに拡大し、とりわけパキスタンへの影響力はアメリカも無視できなくなっている。
アフガン情勢の先が見えない以上、アメリカも欧州もアフガン統治に金を注ぎ込む事が難しい情勢にある。
経済危機が欧米の10年戦争のけりを付けるきっかけになりそうだ。少なくとも中国はそれを計算して動いている。
中国がアフガン・イラン・パキスタン、さらには旧ソ連時代の中央アジア諸国に影響力を持つことになる。
アメリカと欧米が14年までに米軍をアフガンから全て撤退できるかは不明だが、少なくとも経済的には撤退を余儀なくされる状況にある。
アメリカ・欧州の経済的・戦略的衰退が世界情勢に与える影響を分析しなければならない。
スポンサーサイト



テーマ : 国際政治 - ジャンル : 政治・経済

コメント

コメントの投稿

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

SEO対策:政治