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中国深せんで労働争議に学生が参加!

8月26日の朝日新聞の報道によると、中国広東省深せんで起きた溶接機械工場の労働争議に数千人の学生が連帯を表明するという注目される動きが起き、中国警察は学生ら50人を逮捕した。労働争議が起きている会社は、中国資本の溶接に使う機械メーカーで、争議のきっかけは長時間労働や従業員への罰金制度など不当な待遇に対する改善要求だった。従業員達は労働組合の設立も求めたが認められなかったという。

今回の特徴は、労働者の闘いに知識人が参加し、指導した事である。広東省の名門中山大学の大学院を卒業した沈夢雨さん26歳が、卒業後労働者の権利保護の先頭に立とうと工場労働者になった異色の経歴を持つ。沈さんらの抗議と呼び掛けが注目を集め、北京大学でセクハラ事件の情報公開を求め、一時軟禁されるなどした経験を持つ卒業生女性など全国16大学の学生数千人が支援声明に署名した。

声明は「労働者階級万歳!」という毛沢東時代をほうふつとさせるスローガンで、労働者の権利を守る闘いが自分たちの未来にもつながっている事を訴えている。闘う労働者と学生の結合はこれまでの中国にはなかったことで極めて注目される事件である。

かってポーランドでグダニスク造船所の自主管理労組が、大学教授や学生の指導で全国闘争に発展し共産党政権を打倒した経緯があり、中国走資派指導部は極めて神経質になって、学生たちが大学に帰る時期を狙い逮捕にのりだしたようである。かって家畜化した労組に反対する新世紀ユニオンのブログ記事を、中国の若者が翻訳し、中国の労働者に学ぶよう紹介するサイトを立ち上げたことがあった。

私はこのころから中国に自主管理労組ができるか?知識人と闘う労働者の団結ができるかを注意して見てきた。今回の報道は中国で自主管理労組ができつつあるが、当局が許可を与えていないことが明らかとなった。
毛沢東は官僚支配の道具となった共産党の1党支配を覆す予行演習であった「文革」で、紅衛兵(学生)を農村に下放させる運動を行った。これは農村に知識人を下放させることで大衆と知識人の団結を作る狙いがあった。今回資本主義化が著しい工業地帯の深せんで闘う労働者と知識人の団結が公然化した意義は大きいものがある。これは中国の労働者の手本になることであり、官制労組ではない、闘う自主管理労組を労働者と団結した知識人が闘いを進める事の重要性を指摘しなければならない。

沈氏が中国のワレサになれるのかはわからないが、知識人と結合することで中国の労働運動はその革命性を一段と高めることになるであろう。「文革」時代のスローガンである「労働者階級万歳!」が掲げられた声明に、中国共産党走資派指導部は震え上がったであろう。
       新世紀ユニオン執行委員長 角野 守
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