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トランプ再選は動かない!

アメリカで気になるニュースが流れた。トランプ大統領の元個人弁護士が「司法取引」に応じたほか、元選対本部長に「有罪」の評決が出た。ロシア疑惑を否定するトランプ大統領にはダブルパンチの痛手だ。
トランプ大統領の元個人弁護士マイケル・コーエン被告が、ニューヨークの裁判所で選挙資金法違反等8つの罪を認める代わりに、当局の捜査に協力する「司法取引」に応じた。同被告はトランプ大統領と不倫関係にあったとされる元ポルノ女優らへの違法な口止め料について、選挙への影響を考えて支払ったとし、トランプ大統領から指示があったことを証言した。

バージニア州では同じ日、トランプ大統領の元選対本部長で、脱税の罪に問われているポール・マナフォート被告に有罪の評決が出た。マナフォート被告は選挙期間中にロシア人弁護士と密会していて、「ロシア疑惑」捜査の鍵の一つとなっている。トランプ大統領の元側近の罪が次々明らかになり、11月の中間選挙にも影を落としている。

こうした中でもアメリカ経済は好調で、中国との貿易戦争の影響が今後どのような形で表れるか注目される。しかしアメリカの大統領選は現職が勝つ可能性が高く、中間選挙にトランプが勝利して再選を果たす可能性は高い。その根拠の一つは好調な経済であり、2つは、野党の民主党が割れ大統領候補が2人となるので、トランプが優位となる。

アメリカでは今、社会主義者を自任する若者が増えている。右傾化するトランプ政権は民主党の一部からは「トランプファシズム」と言われており、これへの反発からか、民主党のリベラル派が社会主義へと傾斜し、マルクス主義の革命理論やノウハウを学ぶ勉強会が開かれるほどで、かってヒラリー・クリントンと闘ったサンダース候補を支えた若者が、より左傾しているのである。民主党の分裂はトランプの再選には有利であるので、今のところ再選は動かないと見られる。

「ロシア疑惑」捜査等が弾劾に結び付くかどうかは、先の事なので、再選後に弾劾問題が浮上するかもしれないが、それはまだまだ先のこととなるであろう。
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