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多極化の中で国連の限界が露呈した!

国連がかってなかったほどの財政難に陥っている。アントニオ・グテ―レス国連事務総長が「国連はこのままでは破産する」と加盟国に書簡を出すほどの異例な事態となっている。ロイター通信によれば、通常予算、平和維持活動を含む国連の核となる予算で一億3900万ドル(約166億8000万円)の赤字を計上しているという。

元々拒否権を持つ大国が対立する問題では国連は機能しないのだが、平和維持でも国連の限界が露呈している。冷戦が崩壊して戦争は減少したが、逆に内戦・内乱が増えた。国連加盟国の約半数の100カ国が内戦・騒乱状態で援助を必要とする難民は増えるばかりだ。

それだけではない、アメリカのトランプ政権が「アメリカファースト」で、北朝鮮の制裁では国連を利用するが、実はアメリカは分坦金(国連予算の22%)を払っていない。国連の財政危機は、こうした「自国ファースト」が広がっている結果である。未払い国はアメリカのほか、スーダン・アンゴラ・イラン・シリア・北朝鮮など81カ国が未払いとなっている。

アメリカが他国の安全保障を放棄する事態の中で、世界は中国・ロシア・イラン等の地域覇権主義が台頭しており、こうした一極支配から多極化の中で国連の役割は主要国にとって意味がなくなってきているのである。

したがって日本の国連中心主義ももはや意味をなさないのである。北朝鮮の経済制裁も今や中国は事実上無視している事を見れば、国連の形骸化は明らかだ。温室効果ガスの排出削減等での国連の役割は増しているのに、金欠で国連が破さん寸前なのだ。このような世界では観念的平和主義はもはや無力であり、世界は主要国の軍事力が決定的役割を果たす時代に入っているのである。つまり国連の財政危機は、すなわち国連の限界が露呈したということであり、世界は軍事力が決め手となる時代であり、主要国の軍拡の時代なのである。
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