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トランプの狙いはNATO解体か?

トランプ大統領の欧州訪問はどのような狙いがあったのだろう。トランプ大統領はロシアを「競争相手」と呼び「敵ではない」と語った。それに対しNATO本部ではアメリカの負担を「不公平な負担だ」としてNATO事務総長を批判した。またトランプ大統領は「我々はロシアからあなた方を守ってやっているが、欧州諸国は年に数十億ドルをロシアに払いこんでいる。極めて不当だ。」とドイツを批判した。」

「ソ連を排除し、アメリカを巻き込み、ドイツを押さえこむ」というのが、これまでのNATOの役割であった。トランプ大統領はロシアを「競争相手」と呼び「敵ではない」と語り、あたかもNATOの役割が終わったかのようにとれる。

NATO加盟国のハンガリー、ポーランド、トルコなどが強権政治を強めている。トルコなどはトランプ政権とののしり合いの対立となり、ロシアの最新鋭ミサイルシステム「S400」の導入を決めた。トルコはイラン・シリア・ロシアへの接近を強めている。中東情勢を見てもNATOの解体傾向が分かる。

トランプ米大統領から見れば、ドイツが4年前のNATO首脳会議の申し合わせである国防費をGDP2%にするという約束を履行せず、1,24%にとどまっていること、なのにアメリカは国防費を3,57%負担し、ドイツに3万5000人もの米軍を駐留している。彼はもはやドイツ(や韓国や日本)を防衛したくないのである。

アメリカのこれまでの狙いは、ドイツや日本を非軍事大国にしておくための防衛協力であったのが、トランプはNATO役割、日米安保・米韓安保の役割をアメリカの高負担を理由に廃棄しようとしているようである。つまりアメリカはもはや同盟国は要らないとトランプは考えているようだ。つまり欧州とアジアから米軍が撤退する可能性が出ているのである。つまりトランプの「アメリカ第一主義」とはアメリカの孤立主義であり、世界でロシアや中国やイラン等の独裁国家が台頭する時代を招きつつある。
不動産屋のトランプにすれば、EUが統一通貨ユーロを作り、ブロック化を進める欧州を、アメリカがもはや守る必要はない、ということなのだ。

しかしアジアは世界経済の成長拠点だ。トランプが中国との貿易戦争で中国覇権主義をたたきのめし、アジアにおけるアメリカの影響力は保持しようとするのかもしれない。この点は北朝鮮への時間をかけた「非核化」の動きがあまりにも緩やかで、北朝鮮の時間稼ぎを容認しているかに見える点にも表れている。

北朝鮮の核保有を将来容認すれば日本や韓国はアメリカの従属国を続けるほかなくなるのである。(他に核武装の道があるが)とにかくアメリカの戦略がよくわからないのでドイツや韓国や日本は戸惑うばかりなのである。
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