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トランプ外交が招く戦略的変化を考慮せよ!

トランプの外交は理解しがたい。北朝鮮やロシアに優しく、ドイツや韓国・日本には駐留米軍への高負担を求める。最近ではイランの指導者と話し合うと言いだした。アメリカの財政が厳しいのは理解できる。だから「息継ぎの和平」が必要なのはわかるのだが、「息継ぎの和平」が同盟国を敵国扱いし、敵であるロシアを「競争相手」と言い出した。

ベトナム戦争後のアメリカの「息継ぎの和平」は同盟国を固め、アメリカが力を回復するためのやむを得ないものであった。しかしトランプ外交はこれまでのアメリカの「息継ぎの和平」とは違う、あたかも一極支配から多極世界を目指しているように見える。トランプは同盟国の防衛のために金を使いたくないのである。トランプ大統領には戦略がなく、ただ経済人として他国のために金を使いたくないだけなのではないのか?と思えてくる。

北朝鮮とその背後の中国が、朝鮮戦争を終結させ在韓米軍や在日米軍を撤退に追い込むチャンスとばかり、北朝鮮の「非核化交渉」を戦略的に利用している事は間違いない事である。ロシアもアメリカの経済制裁を終わらせ、ドイツに駐留する米軍を撤退に追い込むチャンスと見ているであろう。

トランプ米大統領が「アメリカ第一主義」をやればやるほど、同盟国を窮地に陥らせアメリカから遠ざけ、世界の独裁国家を戦略的に有利にし、民主主義勢力間の団結は損なわれていく。こうした戦略的変化が明らかであるのに、安倍首相が何処までもトランプの言いなりで、日本が戦略的に不利になることを傍観しているのは理解出来ないことだ。

鳩山内閣の「対等の日米同盟」の路線が当時のアメリカの民主党政権に嫌われて追い落としにかけられたが、トランプ政権はまさに「対等の日米同盟」を求めているように見える。彼は、「我々は日本を守るが、日本はアメリカが攻撃されても守らなくて良い」と不満の気持を発言している。その後側近に在日米軍は日本の思いやり予算で、本国に米軍を置くよりも安くついている、事を知らされたと見えて、トランプの日本への要求は、高い米製兵器の売り込みが主要になった。

問題はトランプ外交がもたらした戦略的変化の中で、日本や韓国やドイツの防衛戦略が窮地に陥り始めたことだ。もはや同盟国としてアメリカを当てにできなくなった可能性が高いのである。日本は早急に対米自立して、自分の国は自分の力で防衛できるようにすべきで「安上がりだから」と、アメリカに日本の防衛をゆだねる危険を指摘しなければならない。
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