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迷惑な米のイラン産原油輸入停止措置!

アメリカの国務省高官は26日、トランプ政権のイラン核合意離脱を受けて、11月に復活させるイランへの経済制裁の一環として、日本・中国・欧州連合などにイランからの原油輸入停止を求めている事を明らかにした。アメリカはこの制裁の適用除外は認めず。それ以降も原油の輸入を続けた場合、これら諸国の企業や個人が「二次的制裁」の対象となるとしている。

トランプ政権は、この原油取引関連の制裁を適用する猶予期間を11月4日までとしている。これを受けてニューヨーク原油先物市場の原油価格は大幅に上昇した。1バーレル70ドル台へと跳ね上がった。イラン産原油の最大の最大の輸入国は中国で、EUやインド、韓国、トルコ、日本等が大口の輸入国となっている。

原油価格の高騰で世界最大の産油国となっているアメリカやサウジなどはぼろ儲けで、日本や欧州など原油輸入国は原油高騰はたまったものではない。日本政府はイランからの原油輸入を認めるようアメリカ政府に働きかけているが、アメリカ政府高官は「日本も他の原油輸入国と立場が特段、異なるとは思わない」「日本を含めた輸入国の協力は得られる」との見通しを示している。

イランの原油埋蔵量は世界で4番目で、日本は歴史的にイランを重要な原油供給元と位置付けてきただけに、今回のトランプ政権の決定は迷惑そのものと言える。自国の外交政策の転換なら、自国だけでやればよいのに、世界中の輸入国にイランから原油を買うなといい、受け入れないと「二次的制裁」の対象とするというのである。

トランプ政権はまるで世界経済を混乱させることを目的にしている、としか思えない政策転換で迷惑この上ないものである。原油の高騰でトランプの目指す日本や欧州の貿易黒字は大幅に減るであろうが、そのことで世界経済が受ける打撃は深刻なものになる可能性がある。トランプ政権の各国へのイラン制裁への強要は、アメリカとの貿易戦争と結び付いて反発を拡大することになりかねない。
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