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米朝の側近交渉の焦点は何か?

金英哲(キム・ヨンチョル)党副委員長がニューヨーク入りしポンぺオを国務長官との協議を始めた。その焦点は6月12日のトランプ大統領と金正恩委員長の首脳会談の落とし所である。

トランプは中間選挙の成果が欲しい、それには北朝鮮の核廃絶の約束が欠かせない。北朝鮮は核放棄の見返りとして安全保障と経済的見返りが欲しい。どちらも今回の首脳会談で成功したいので、何らかの基本的妥協が成立する可能性がある。

北朝鮮が中国の後ろ盾を得たのは大きい。もし米朝の和解が失敗してもアメリカは北朝鮮を攻撃できない。北朝鮮は左手で中国と結び、右手でトランプと手を握り、双方から利を得る事ができる。中国は北朝鮮がアメリカに取り込まれると困るので北朝鮮を手ば離せない。

トランプは米朝会談で金正恩の核放棄の約束が欲しいところだ。中間選挙はトランプの再選に関わってくる。その為にはどのような譲歩があるのか注目される点である。トランプが再選になると中国の覇権戦略には有利だ。トランプの「アメリカ第一主義」は同盟国を敵にし、経済のブロック化を推進する。西側の四分五裂は、ロシア・イラン・中国の地域覇権主義には戦略的利益となる。

トランプが中間選挙で勝利するとアメリカ型ファシズムが拡大する可能性がある。いまや共和党はトランプ翼賛化しつつある。中国や北朝鮮、ロシアは西側を分裂させつつあるトランプの再選を歓迎するであろう。だから6月12日の米朝首脳会談は形の上では「成功」を演出するであろう。

トランプ政権の再選は、欧米の人々や日本の国民には非常に深刻な事態を生む可能性がある。世界情勢がきな臭さを増している事を指摘しなければならない。北朝鮮とアメリカの和解は緊張緩和は一時的で、むしろ戦略的には緊張緩和を意味しない可能性があるのだ。だから米朝会談は世界の注目を集めるのである。
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