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トランプの米朝会談中止とその狙い!

トランプは5月24日、ホワイトハウスで記者会見し、6月12日の首脳会談を中止する考えを表明した。またこれに先立ちトランプ大統領が金正恩委員長に充てた書簡を送付した。トランプ大統領は記者団に「首脳会談は開催される可能性がある」とも述べた。

これに対し北朝鮮の反応が注目された。北朝鮮は25日キム・ケグァン第一外務次官の談話で「アメリカ側に時間と機会を与える用意がある」としてトランプ政権に首脳会談の実現に向けて再考するよう求め、朝鮮半島の非核化を目指す姿勢をアピールしながら駆け引きを続ける構えを示した。

つまりトランプ側は米朝首脳会談前に予備交渉で成果を確定して会談に臨もうとした。ところが北朝鮮の金正恩が中国の習近平と会談後強固姿勢を明白にして、首脳会談の成果が上げられないことが分かり中止したのである。北朝鮮は中国を後ろ盾にしてアメリカから最大限の譲歩を勝ち取ろうとした。これに対しトランプはこれまでの政権のような段階的に見返りを与えることはしなかったのである。

つまり米朝は会談の成功に向け駆け引きを行い、双方が強行方針で結果、6月12日の首脳会談は流れたのである。トランプ大統領が首脳会談にあまりにも前のめりで、中間選挙に向けて首脳会談での成果を期待しすぎて、北朝鮮に足元を見られて、結果足やむなく中止を発表することになった。
北朝鮮にしてみれば11月の中間戦況にはまだ日があり妥協の余地があると見ているであろう。交渉事は選挙の日程がある側が不利になる。北朝鮮の主導権に嫌気がさして、トランプが北朝鮮に譲歩を求めて強行方針を出した、という局面だ。

中国にすれば北朝鮮とアメリカの関係が深まれば困るので、北朝鮮の後ろ盾の地位を得てアメリカの狙いを阻止したのである。今回の首脳会談中止で窮地に陥ったのが韓国だ。中国にすれば韓国も中国・北朝鮮側に引き寄せたいのである。様相は大戦前の列強の外交戦の様相を見せている。とりわけ予測不能なトランプと金正恩だから、まだまだ外交的揺さぶりの第2幕・第3幕がありそうだ。
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