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トランプが招くアメリカ型ファシズムの危険!

報道によると今年の11月6日の中間選挙に向けて、トランプ大統領の与党の共和党予備選が「誰が一番トランプの好みか」を競っているというのだ。インディアナ州でのトランプの得票率は57%で、ウェストバージニア州は68%だった。だから共和党支持者をまとめれば勝てると踏んで、アメリカ共和党がいまやトランプの翼賛化しているという。

つまりアメリカ議会は中間選挙後はミニトランプ候補が増えると言うのである。共和党下院議員のうち大統領批判派が40人も引退することも議会のトランプ翼賛化を促す原因となっており、アメリカのリベラル派の知識人の間には「アメリカ型ファシズムの台頭」の危険を指摘するまでになっているという。

トランプ大統領の独裁的、専横的な性格と呼応して共和党内の右傾化が進み、ホワイトハウスの人事に置いても独立した見識の持ち主や良識派が次々と排除されており、トランプ盲従派が増えているという。また各種の世論調査でも共和党支持者は8割が「メデアより大統領の方が信用できる」と答えているという。反知性主義、一方的主張、不寛容や人種的偏見が大手を振ってまかり通る風潮の上に与党共和党が翼参化しつつあるのだから、「アメリカ型ファシズム台頭」の危険を指摘する声が出てくるのもうなずけるのである。

トランプの政治は法人税減税やメキシコの国境に壁を作ったり、「アメリカ第一主義」で同盟国に関税をかけたり、外交ではイラン核合意から離脱やアメリカ大使館をエルサレムに移転を発表するなどして、中東の緊張を激化している。このため原油価格が高騰し、産油国のアメリカやサウジやロシアはぼろ儲けし、日本や欧州は原油高騰で大損することになった。

内政も外交も「アメリカ第一主義」で世界を混乱させているだけに見える。今年11月6日のアメリカ議会の中間選挙で、アメリカ議会のトランプ翼参化が実現するようだと「アメリカ型ファシズムの危険」が本物になるかもしれない。
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