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米・英・仏のシリアミサイル攻撃の狙い!

アメリカはイギリス、フランスとともに、シリアに対するミサイル攻撃に踏み切りました。シリアは反政府勢力をアメリカ等が支援し、既に内戦が7年間も続き35万人以上が死亡している。アサド政権をロシアが支援し、最近ではロシア、トルコ、イランが結束を強めており、事実上中東ではロシアが「警察官」役を担いつつある。

欧米としては、大量破壊兵器の口実でイラクを侵略し、リビアのカダフ政権を倒し、残る独裁政権はシリアのみで、そのシリアを覆すために反政府勢力を軍事支援しているが、アサド政権の方が優勢になっている。アメリカはシリアの内戦を続けさせることで中東を巨大な武器市場にしているのだが、シリアだけはイラクやリビアのようにはいかなかった。

今回の攻撃は3日前にロシアに通告済みで、事前にシリア側は退避していた。しかも攻撃は1回だけ、と通告するなど、攻撃は形式的であった。今回のシリアミサイル攻撃はロシアを警戒する欧州の意向と、北朝鮮との交渉を前に、核や化学兵器に対する断固とした態度を示し、北朝鮮との交渉を成功させたいトランプ政権の意向が合致した結果と言える。

特に産軍複合体のアメリカは、中東の主導権をロシアに握らせるシリアのアサド政権の存在が疎ましく、なんとか反ロシアの政権に変えたい願望があり、ミサイル攻撃という強硬策はアメリカの共和党の強硬派を中心に支持する傾向が強く、トランプ政権は中間選挙に向け保守派の支持を集めることに成功したと言える。アメリカの世論はオバマ政権の8年間にアメリカの弱腰を、いやというほど見ているので、トランプ大統領の強硬策は国民の支持を集めやすいのである。

世界には、イラク侵略時の「大量破壊兵器」のねつ造で侵略を始めた経緯から、今回もでっち上げと見る人々が多くいる。したがって米、英、仏の3カ国は、アサド政権の打倒でないことをあらかじめ表明して、ロシアとの戦争を回避したのである。つまりシリアでアサド政権の勝利が固まりつつあるので、何もしなかったとの批判をかわすための、形式的なミサイル攻撃となった。トランプ政権は元々シリアから撤兵をしたいというのが本根なのである。
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