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日米同盟の強化とは何だったのか!?

オバマ前大統領の8年間に日米同盟の強化が進められきた。日本はアメリカの要請に応えて受け入れ国支援を増やし、米軍の再配置の費用まで負担した。ところが大統領がトランプに変わったとたん、アメリカは世界の警察官をやめるといい、日本や韓国に防衛費をもっと負担せよ、米軍はアジアから引き上げるとの方向が出てきた。

韓国のように外交交渉で慰安婦問題の最終的解決も、大統領が変わると元の黙阿弥で外交の成果は消え去る。アメリカでさえも韓国と何ら変わらない、日米間の外交の継承性は完全になくなったとみてよい。「アメリカ第一主義」の国と同盟関係が強化できると考える安倍外交は完全に破産した。

安倍首相のトランプ一辺倒が日本外交を孤立に向かわせつつある。安倍首相は「日本は100%アメリカと共にある。」とのフレーズを何回も繰り返すが、その日本がアメリカに貿易戦争の標的にされ、事前の通告なしに米朝会談を決められた。とても同盟国の扱いとは言えない。この点について安倍首相は国民にどう説明するのか?聞きたいものである。

トランプの「アメリカ第一主義」とは貿易関係で同盟国を敵視することであり、そのような身勝手なアメリカに日本の防衛を依存する危険を指摘しなければならない。日本は対米自立し、対ロシア外交を改善して、2正面を回避する戦略外交が必要である。日本は中国覇権主義の侵略の標的となっており、アメリカの支援なしに中国拡張主義の侵略に備える決意が必要である。

アメリカから核兵器を購入し、中国・北朝鮮の核恫喝に備えなければならない。貿易黒字を減らすには日本がアメリカから買えるものは核兵器ぐらいしかないであろう。アメリカの方から貿易戦争の標的にしてきたのであるから、日本は対米自立の好機である。アメリカも対等の同盟関係を求めているのだから、もはや日本の防衛を他国に依存する時代ではない。対米自立・自主防衛のために日本は防衛力を早急に強化しなければならない。アメリカが核を売らないなら、自分で核装備する選択も避けることはできない時代なのである。もはや、おめでたい観念的平和主義をすて去る時が来た。
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