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北朝鮮に舐められる外交機能不全のアメリカ!

今アメリカの外交力が機能しない状態に陥っている。国務省の予算が31%削減され376億ドル、これに対し国防総省は15%増の5490億ドルに増大した。しかも国務長官の国務省改革が国務省の高官たちの反発を呼びトランプ政権発足から10カ月でベテラン外交官が100人以上も辞めた。いまアメリカの外交力は無きに等しいまでに弱体となった。

既にティラ―ソン国務長官の辞任は時間の問題と言われているのに、当のティラ―ソン国務長官は辞任を否定している。米国務省が政策立案、企画、実務推進の能力が無きに等しい状態が相手に分かっているのだから、アメリカは世界中から舐められる事態が起きている。

とりわけ北朝鮮にすれば、経済的に戦争する力がなく、しかも外交力もないとなっては、アメリカは足元を見られて、北朝鮮の韓国との話し合いも主導権は北朝鮮側にある。しかも冬季オリンピックは韓国の平昌で行われる。これは北朝鮮にとっては核・ミサイル開発の格好の時間稼ぎだ。しかもアメリカがオリンピック期間中の米韓軍事演習を先送りしたのだから、今や主導権は北朝鮮側にある。

中国やロシアが北朝鮮への経済制裁を裏で手を抜いているのは、アメリカ外交力の崩壊状態を見抜いているからである。これでは北朝鮮の核・ミサイル開発をアメリカが止めることは不可能だ。大統領を「能なし」と発言した国務長官をすげ替えることもできなければ、アメリカは世界中で孤立の道を歩むほかない。

金正恩が「アメリカ本土全域が、我々の核攻撃の圏内にあり、核のボタンが、私の執務室の机の上に常に置かれている。」と恫喝した事に、トランプ大統領は「わたしも同じく核のボタンを持っている。ただ、私のほうが巨大で強力」などとツイッタ―で語ったことが問題化され、大統領の精神状態の悪化を懸念する声がアメリカで広がっている。大統領の交代手続きの議論が再燃していると言われる。深刻な核のボタンをあまりに軽く、子供のように話す大統領の精神状態を心配する事態が起きている。これでは北朝鮮でなくともアメリカを舐めるであろう。

安倍首相は早急に対米自立し、日本の防衛力の強化を急ぎ進めるべきである。アメリカはもはや頼りにしてはならないほど弱体化しているのだ。
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