2017年はアメリカが孤立した1年だった!

「アメリカ第一主義」のトランプ大統領が就任して最初の1年が過ぎた。TPPから脱退し、地球温暖化対策の国際的枠組みからも離脱した。イスラエルの首都をエルサレムに決定した際は、アメリカは国連安全保障理事会でも孤立し、国連総会でも孤立が明らかとなった。

アメリカ国務省は予算が31%削減され、ベテラン外交官が100人も辞職し、国務省は機能不全となっている。ティラ―ソン国務長官が大統領を「能なし」呼ばわりし、大統領が北朝鮮問題での長官の交渉呼びかけを「時間の無駄だ」と評した。トランプは国務長官の辞表を待ち、国務長官は1年は辞めないと語っている。アメリカ世論は後任の国務長官人事に関心が集まっている。

要するにトランプ政権は外交軽視、軍事重視の姿勢なのである。だからアメリカが外交で孤立を深めることは、トイランプは全く気にしていないのである。中東でロシアが主導権を握り、アジアで中国が軍事的経済的に覇者として振る舞い始めた。対外的に軍事的危機が増大しているのに、アメリカの外交力は惨めなほど落ちている。

トランプ大統領はロシアゲートで弾劾の可能性が強まり、それから逃れるために、北朝鮮問題で軍事的解決の可能性が強まっているが、それは中国やロシアの出方次第では泥沼になり、消耗戦に引きづり込まれる可能性もある。外交で孤立すれば、軍事行動も危ういことをトランプ政権は知るべきである。

アメリカは8年ぶりに「息継ぎの和平」から戦争路線に転換したとは言え、この1年間を見て、トランプの国際的孤立の道では勝利は難しい。安倍首相はトランプ一辺倒ではなく自立を考えるべき時であり、自分の国は自分の力で防衛できるようにすべき時なのだが、困ったことに、安倍首相にその決断は出来そうもない。
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