トランプの恐喝外交がアメリカの孤立招く!

トランプ大統領は先に外交・軍事戦略の指針となる「国家安全保障戦略」を発表した。この戦略は孤立主義でも一国主義でもない、日本等同盟国との連携重視を全面に押し出したものだと説明されていた。

ところがトランプ政権がエルサレムをイスラエルの「首都」と認定した問題で、取り消しを求めた安保理ではアメリカ一国が孤立し、かろうじて拒否権で潰した。ところがその直後国連総会の緊急会合で、アメリカの決定の取り消しを求めた決議案は賛成128、反対9、棄権35で可決された。

この国連総会に向けてトランプと米国連大使はありとあらゆる脅迫や脅しをかけたが、惨めな敗北・屈辱を受けた。かってのアメリカが、「国連はアメリカの投票機械」と呼ばれたことと比べると、今や全く正反対の事が起きている。安保理や国連総会でアメリカが完全に孤立する事態となった。

トランプ政権はキリスト教・イスラム教・ユダヤ教の聖地を、こともあろうにイスラエルの首都と認定したのである。「世界の火薬庫」と呼ばれる中東でエルサレムをイスラエルの首都とする事は、火薬庫に松明を投げ込むことに等しく、無謀極まりないことで、アメリカの歴代大統領が避けてきたことであった。

無知なトランプだからこそできた無謀というべきで、この結果幾多の脅迫にも関わらずアメリカが完全に孤立したのであるから、トランプは余計な事をして孤立を表面化させたのであり、愚かな行為という他ない。事前の脅迫通りアメリカは各国への援助を削減し、国連への拠出金も削減するのであろうか?トランプ大統領は余計な事をしてアメリカの孤立を表面化させたのである。

いつもはアメリカの手先として振る舞う日本でさえ国連総会でアメリカの決定に反対した。トランプは無謀にも世界中に孤立を露呈し、自らの「国家安全保障戦略」の実行さえ難しくした。口ではいくら「孤立主義でも一国主義でもない」と述べても、実際には孤立主義を実証したのであるからトランプの公約実行は無理がある。

普通の政治家なら選挙に当選したら、翌日には公約は忘れるのだが、トランプは政治家ではなく、不動産屋のボスであり、生真面目に公約を実行して自滅しつつある。トランプ大統領は政治家の柔軟性を学ぶべきである。安倍首相はトランプ一辺倒をやめて、一線を画さないと墓穴を掘ることになるであろう。
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