前提条件なし対話を提案した米国務長官の狙い!

ティラ―ソン米国務長官は12日、ワシントン市内で講演し「北朝鮮が望む時にいつでも前提条件なしで対話をする用意がある。」と語った。同氏は「北朝鮮が核・ミサイル開発を諦めた場合だけ、対話するというのは現実的ではない。」と説明した。ティラ―ソン氏はその一方でアメリカとしてあらゆる事態を想定して軍事的な選択肢を準備しているとも語り、同時に軍事境界線を越えて米軍が北朝鮮に入る場合があっても韓国に戻すと中国に約束していることも明らかにした。

ティラ―ソン米国務長官は一方で、核・ミサイル実験があれば対話は難しくなると述べ、これ以上の実験が行われれば話し合いは難しいことを示唆した。また中国が北朝鮮の体制崩壊で国境を越えて流入する難民に対処する準備をしている事を指摘した。事実中国軍は国境地帯に多くのテント村を設置している。つまりティラ―ソン発言は意味深で、アメリカの軍事攻撃を中国が容認しているように聞こえる。このアメリカの「前提条件なし対話」呼び掛けに、北朝鮮がどのような態度を見せるか極めて注目される。

北朝鮮が交渉に応じれば朝鮮半島の危機は冬のオリンピックに向けて緊張は緩和されるが。拒否すればアメリカの軍事攻撃の可能性が強まると見られる。アメリカ政界ではボルトン元国連大使が「米軍が3カ月以内に、北朝鮮を攻撃する。」との米政権内の内部情報を明らかにしている。またマクマスター大統領補佐官は安全保障関連の会合で、北朝鮮問題を早く解決しなければ「武力衝突に近づいていく。残された時間は少ない。」と指摘している。在韓米兵の家族がクリスマスで帰国するので軍事攻撃の条件は整うことになる。

つまりアメリカ共和党内では開戦やむなし、3カ月以内に攻撃、の発言が強まる中でのティラ―ソン米国務長官の「前提条件なし対話」の提案であるので、これが最後の北朝鮮への対話提案となりそうである。ボールを投げられた北朝鮮が米中の決意を見せられてどのような回答をするのか注目される。もし対話を受け入れるなら、北朝鮮は核・ミサイル実験ができなくなるのか?それとも時間稼ぎにこの提案を利用するのかが注目点である。北朝鮮問題が動き始める日は近い。
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