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世界は武力がモノいう秩序なき時代へ!

政治家なら世界の流れがどちらの方向に動いているのかを見て、自国の安全保障を図らねばならない。歴史が教えているのは統一政権(王朝)が倒れると戦国時代の勝ち抜き戦が闘われる。日本の戦国時代も中国の2度の戦国時代もそのような無秩序の戦乱の時代であった。それは、それまでのあらゆる秩序が崩壊し、ただ武力だけがモノいう時代の到来であった。

いま戦後世界の秩序と支配を維持してきたアメリカの一極支配が、トランプ大統領の「孤立主義」「自国第一主義」で歴史の支配者としての地位を放棄しつつある。安全保障から外交、経済、環境問題までアメリカは世界から撤退を行っている。その結果世界は武力だけが世界の中で有利な地位を保つことを自覚した独裁国家(中国やロシアやイラン)がほくそ笑み、着々と覇権争いの準備に入った。

つまり、世界は軍事力による国境線の変更の時代を迎えたと断言できる。こうした力の時代には「自由と民主主義」勢力は力を失い、独裁権力を握る軍事国家(中国・ロシア・イラン等)がのさばる時代となることは歴史の教えるところである。

アメリカが世界支配を放棄しつつある時、どの国が地域覇権主義として軍事的台頭をとげるかを政治家は見定めて、自国の国防の備えを強化しなければならない。国際情勢は1930年代のファシズム台頭の時代と酷似した時代へと進みつつあるのだ。

安倍首相が、世界覇権を投げ捨てて「自国第一」のトランプに尻尾を振る愚を指摘しなければならない。今重要な事は、日本が「民主主義と自由」の旗を掲げ、政治・軍事的に自立し、ファシズム勢力と一線を画することが重要なのだ。

世界の支配者の地位から「普通の国」になりつつあるアメリカは、ある意味無責任な国であり、これに自国の安全保障をゆだねることは完全な間違いというべきである。日本は対米自立し小さくとも強力な軍事力を打ち立てて、軍事拡張主義の暴走に備えなければならない。対米従属派の安倍首相にそれを期待すべくもない事は明らかだ。

世界が、武力がモノいう秩序なき時代へ流れつつある時、憲法9条を宝とする法的観念論は「亡国の道」であることを指摘しなければならない。政治家は日本のかじ取りを間違えぬだけの心構えを持つべきであり、軍事力が全ての時代への備えを急ぐべきである。時代は戦乱へと動き始めていることを指摘しなければならない。
       新世紀ユニオン執行委員長 角野 守(かどの まもる)
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