FC2ブログ

トランプの政治に現実的妥協は有るのか?

誰もが大統領に就任したらトランプは現実的になるのでは、と期待した。しかし、今のところトランプは頑なに公約実現にまい進している。その結果アメリカ社会の分裂と対立は激化した。
トランプ大統領は、アメリカの世界戦略であったTPPから離脱し、2国間の貿易交渉でアメリカの雇用を拡大する方針で、世界の戦略は未だに見えてこない。

有るのは北朝鮮とイランへの敵対的態度で、同盟国に武器を売却する方針が突出している。軍需産業のアメリカで武器を売却することで雇用を増やす方針だが、武器売却後の緊張の激化の中でのアメリカの戦略は未だに明確ではない。

トランプの貿易の黒字国への輸入拡大策は、アメリカの貿易黒字国に国債を売り付けることで、対価なしに貿易黒字国を搾取する覇権国としてのシステムは打撃を受ける。アメリカ金融資本の怒りが想像できる。今頃重工業や石炭産業等にテコ入れしてもアメリカの経済は復調しない事は明らかだ。

メキシコ国境への壁建設などや、移民問題がアメリカの国内的分裂と対立を激化させることになる。ロシアゲート事件のトランプ側近への起訴は、いらだちを強めるアメリカ金融資本のトランプ追い落としであるが、それが成功するかは分からない。大統領選で外国の支援を受けたのはクリントンも同じで中国から大金が渡っていたのである。

トランプ大統領が現実路線に軌道修正する可能性も残っている。少なくとも議会の反対で公約実現は難しく、階級・階層の対立を政治的妥協で解消するのが政治であるのだが、トランプが政治家でないことが妥協を難しくしている。

少なくとも主要国の政治家はトランプに追随する危険を感じて距離を置いているが、安倍首相だけは大担なのか、それとも愚かなのか分からないが、「トランプ第一」を決め込んでいる。向こうが「アメリカ第一」なのに追随して日本に利益が有るのか分からないし、すくなくともトランプが作り上げる世界の緊張状態が、日本を危険に巻き込む可能性は高いのである。

日本企業が海外権益を守るために、自衛隊の海外派遣を望んでいるからと、危険極まりないトランプに安倍首相だけがしっぽを振っている。このような情勢の中で安倍自民党の大勝は、よいことなのか?それとも不幸な事なのか?理解しがたいと言わねばならない。世界戦略も定かでない相手に、アメリカの半数以上が反発している人に、国の運命をかける安倍は無責任と言う他ない。トランプが弾劾で失脚する可能性もあることを安倍はどう見ているのか分からないが、いつもしっぽを振るだけでは日本の自立はできないのである。
スポンサーサイト



コメント

コメントの投稿

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

SEO対策:政治