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世界を感動させた震災時の日本人は何処に!

新世紀ユニオンの労働相談は東日本大震災前には年間200件を超えていました。テレビで震災の被害がなまなましく報じられ、日本人の秩序ある行動や助け合いが世界の人々に感動を呼びました。事実震災後、新世紀ユニオンへの相談の電話はぱったりと止まりました。職場での労働者に対するひどい扱いは急減したのです。その後も、電話相談は以前の半分以下に減少しました。あまりにも被災地の悲惨な状況を見ると、経営者もリストラをする気がなくなったのかもしれません。

ところが、現在では労働相談の件数は年間100件ほどに減少したのですが、上司のパワハラに悩む労働者の相談が多いのです。部下の心を苛む上司がなぜこのように増えたのでしょうか?病院では新人看護師を同僚がいじめ、研究機関や大学では研究妨害や教授・上司のパワハラが研究者を悩ませています。妊娠を会社に報告したら、社長からお祝いどころか、仕事を口実に怒鳴りつけられ「退職届を書け」と12日間もパワハラを続けられうつ病になり、未熟児を出産しあげく労災認定は却下され、退職扱いで会社から放り出されるのが現実なのです。

社長が面談で「言いたいことは何でも言え」と言うので「残業代を払って欲しい」と言ったら懲戒解雇されたり、市の委託事業の金が入るなり解雇して、委託事業費をくすねる官金押領にも似た解雇も少なくありません。就業規則を見せて欲しい、と言っただけで解雇されることも多く、試用期間が6カ月でそれをさらに延長し、「試用期間の終了」と称した違法解雇も増えています。入職時に数字の記入の無い契約書に署名させて、解雇時に都合のよい契約にして雇止めする例さえ増えているのです。

正規雇用を削減し、非正規雇用が増えています。パートで月6万円で生活ができないのでWワークで食っている人も増えています。親の介護や、低賃金で結婚もできない人がたくさんいるのです。
世間ではお年寄りのなけなしの貯金をだまし取る、振り込め詐欺が増え、賃金の未払いの経営者による賃金窃盗も増えています。高速道路では危険な煽り運転も増えています。震災時に見せた世界を驚かせた団結と秩序・助け合いの日本人の美しい姿は何処に行ったのでしょうか?本当に恥ずかしい限りです。
上司や同僚によるパワハラが、いかに多くの労働者の心を傷つけているかを指摘しなければなりません。震災の直後に世界中を感動させた日本人の美しい姿は何処に行ったのでしょうか?
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