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総選挙は誰が勝者なのか?

今回の総選挙は安倍と小池の「八百長選挙」と言われたように、小池が民進からの合流組を選別・排除したために、野党が分裂し、結果政権選択選挙にはならなかった。政権交代を望んでいた広範な国民は失望し投票しなかったため、投票率は53%と低い結果となった。

開票結果は、与党が3分の2と解散前と大して変わらず、形では自民の圧勝だが、選挙後の閣僚の意見はいずれも奢りを戒め、笑顔がない深刻さだった。圧勝とはいえ国民の約半分が投票に背を向ける状態では、改憲が信認を得たとはとても言えないからである。

識者は「小池の奢り」とも、安倍と小池の野党分断の陰謀であり、「八百長選挙」だったとも見る。小池の選別が明らかになった時点で「希望の党」は多くの人を失望させた。選挙とは選挙公約で各階級・階層の支持を獲得することで統治を代議制と言う形で行うのである。半分の人が投票しなかった事は、右翼的政党が増えただけでは国民統合という側面では失敗で、民主主義議会制の敗北と言うしかない。

民主主義は、選別するのは選挙民であるのに、都知事選勝利でのぼせあがった小池のおごりが政権の受け皿を粉砕した。最初から安倍と示し合わせていたなら「陰謀」であるが、少数意見を容認できない右翼的政治家が、国民に警戒されたことを指摘しなければならない。

自公・維新・希望とどれもこれも、改憲政党で、戦争に反対する人は立憲民主党か共産党に期待するしかなかったのである。マスコミのデマ宣伝はひどくなる一方だ。何が「政権選択選挙」か、野党を二つに割るための政治陰謀が約半数の国民に棄権を選択させたのである。そうした意味で勝者は最多数の棄権層なのだ。

安倍政権は改憲議席を得たと言っても、この惨状では改憲は難しい。一体何のための解散だったのか?安倍が3選を果たすためだけの私的目的の解散だったのである。安倍政権になってますます政治が八百長的になり、欺瞞的になった。安倍は口先では「愚直に、愚直に」を繰り返すが、やってきたことは友達への公的資金の流し込みであった。政治権力の私的利用そのものではないか!「忖度」でごまかせる問題ではないのだ。

こうして勝者なき総選挙は、リベラル派を台頭させただけの選挙となった。議会政治がどうやって国民の支持を議会制民主主義の土俵に取り戻すかが安倍の政治課題となった。改憲も消費税増税も難しくなった。
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