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安倍疑惑隠し解散は「好機」か、それとも「自爆」か?

報道によれば、安倍首相が9月28日召集の臨時国会冒頭、衆院解散に打って出る可能性が急浮上している。
9月10日の夜、麻生副総理が安倍の自宅を訪問し早期解散を進言したという。理由は以下の通り。
(1)不倫スキャンダルで離党者が相次ぐ民主の状況。
(2)小池新党が立ちあがらないうちがチャンス。
(3)内閣支持率が回復しつつある。
(4)不利な3つの衆院補選が本選挙になれば有利になる。

つまり「野党の準備ができていない今なら勝てる」というのである。これに対し野党各党は森本・加計隠しとして批判している。安倍首相が政治課題の中心を改憲から、自身の首相職延命へと舵を切ったことは明らかで、自民党が行った世論調査で「3分の2は獲れる。」とのデータが出たという。

確かに4つの解散の理由は説得力があるが、問題は解散の大義がないことだ。安倍の私心が解散の理由だとなると、公的資金を友人に横流しした加計問題を逆に浮かび上がらせることになりかねない。

(1)の不倫問題は自民議員も同じだ。
(2)小池新党が立ちあがらないうちがチャンス、と言うのは逆に新党を恐れる安倍の弱さを示すことになりかねない。
(3)内閣支持率が回復しつつある、と言うがイギリスやアメリカの選挙結果は、世論調査が裏目に出ている。つまり安倍解散は「自爆」となりかねない。
(4)衆院補選が不利だから解散するというのは本末転倒である。

このほか解散の大義がないと言うので、消費税10%への増税を理由にし、増税の目的を財政再建から福祉へ目的を変えると言いだした。これはあまりにも詐欺的だ。また北朝鮮危機が安倍右翼政権に「追い風」と言うが、逆に総選挙どころではない、との見方もできる。以上のことから安倍首相は解散で長期政権を狙うものの、逆に「墓穴を掘る」もしくは「自爆」する可能性もあることを見ておくべきである。
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